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古本屋日誌

2018-12-14 12:41:00

今朝はかなり冷えてますが、冬空ではなく晴れていて、風も穏やかです。ところが昨日の晩寝床に入ってから急に下腹がキリキリ痛み出して、せんちばに行ったり来たりで体調は優れません。皆様もご油断めされませぬように。

先日深夜番組で「バカリズムの新説ハラスメント大事典」をやっていました。世間には何やらハラスメントが40くらいはあるようですが、その中に入ってないが日頃気になってしかたのない事例を取り上げて議論して最終的にはバカリズムが、認めるか否かを判定するというものでした。映画館で脇毛が臭い男と体臭がすごい女に囲まれて集中できなかったとか、電子タバコだからと遠慮会釈なく吸うやつだとか、女性専用車両で、朝夕はラッシュで混んでいるからカバンや体が当たるのはしかたのないことなのに、大げさに押し返してきたり、睨んでくるのがいるとかあれこれとりあげてました。まあ言い出したらセクハラ同様に言論弾圧をして終わりになりかねませんから、私はもうなんでも言ってもいいから、ちゃんと話して解決するようにしてもらいたい。これはダメ、あれはダメと禁止するのは、必ずいきすぎますからね。

古本屋でも狭い通路で同じ棚を見ようとして互いに譲らず、果てには突き飛ばしたとかで店の方に「警察を呼んでくれ」とか泣きついてくる人がいます。もちろん呼びません。あといつまでも立ち読みしているバカがいます。これも客同士のトラブルの元になり、「ちょっとどいてや❗️」から始まって「どいてて何や❗️もうちょっとあんばい頼まんかいな」となり「誰にものゆうとんねん、このボケ❗️」と喧嘩になっていきます。私は店番の時はめんどくさいので直ちに2人とも出入り禁止にしました。


2018-12-13 08:21:00

以前勤めていた古本屋では店主の思いつきで、値段を反対にするイベントがあった。
だいたいが文庫本なんだが、岩波文庫やちくま文庫、講談社学術文庫などのかなりいいやつの値段を半値くらいに変更し、その代わりに角川文庫や新潮文庫や佐伯泰英の時代小説文庫の値段を3倍くらいにあげるというものだ。
「客をびっくりさして、売り上げ増加につなげるんや‼️」というんだが、わしは「そんなもんええやつだけ売れてしもて、安めのやつが残るだけですがな、アホちゃいますのん」と諌めましたが「お前はなーんもわかっとらん」と一蹴されてセールが始まりました。
結果を言いますと店主のおっしゃる通りで、たわいもない文庫の方もなぜかよう売れて売り上げはいつもより3割以上多かった。いい本が安いので釣られてこうてしまうのか、それとも舞い上がって右も左もわからなくなるのか、ようはわからない。
カバンが好きでいろんなのを持っている人がよくいるが、そんなにようさんはいらんやろと思うのだが「そんなことない、鞄はなんぼあっても困らん、その時の服に合わせて似合うやつを持っていくから、バリエーションは多いほどええねん」とのことだ。なるほどそういうものなのか。本は同時に何冊も読もうと思えばできるし、「同時に何冊も読む方が集中力が高まってええんや」との意見も承知してはいるが、そうていがファッショナブルな新潮文庫もあるにはあるが、カバンや靴と違って人にアピールするグッズではないからなあ。

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2018-12-12 13:13:00

今朝は夜前からの雨が残っていましたが、すぐに上がりなぜか風も吹かず、気温もさがらず、雲も垂れ込めずで次第にぬくなってきました。

八百屋にせよ、スーパーにせよ、携帯電話屋にせよ売っている商品の知識は通常は店員の方がありますよね。このピンクの小さいバナナはものすごく旨味が濃縮されていて、そんじょそこらのんとはものが違うさかい、ちょっと食べてみぃてな具合で勧めてきます。しかし古本屋とか本屋は圧倒的に客の方が商品知識を持っていて、店員はせいぜい相場がこんなもんとか、よう売れる、売れへん程度しか知りません。もちろんプロとしてそれが十分な知識ですから何の問題もありません。ところがあれこれ細かい内容を聞いてくるお客さんもいて「ガラスの仮面の初めの年越しそばを除夜の鐘が鳴り終わるまでに配り終わるという話やけど、チケットが海に落ちてそれを飛び込んで取るゆうのは無理ちゃうか?」とか「赤塚不二夫やったらおそ松くんが一番おもろいやんなあ?」とかなんですが、読んでもいないことが多くて答えようがない。やはりお客様が古本屋を導いてあげる姿勢が大切なんです。古本屋は何にも知らないから教えてやるよこの姿勢が大切なんです。

現に「片岡義男の単行本はよう東京では売れてるよ」とか「例の角川文庫のビートルズの詩集の翻訳は完璧な直訳でおもろいよ」「長田幹彦の祇園はこの店では50.0円になっていて、俺がいまこうだけど、本当は2万くらいするんだよ」「小林信彦の東京のロビンソンクルーソーはこの店では750円やけど、ほんまはかなり高い本なんやで」とかいろいろ私も教わりました。


2018-12-11 12:05:00

今朝はなかなかの冷え込みで、かなり気温が低かった、風はないし晴れているので次第にぬくなってはきています。

コミックビームから小山健の「生理ちゃん」が発売となり、これはなかなか面白い。月一で女に訪れる生理を擬人化したマンガでピンポーンとドアから生理ちゃんという何か風船に目鼻をつけたようなキャラクターが現れる。

男にはその苦しみはわからんやろということで、知り合いの男子と体が1週間入れ替わるというよくある設定の作品もあって、2人とも締め切りが迫っている舞台の台本を集中して書こうとするのだが、女の方は(心は男なんだが)激しい生理痛に見舞われて筆をとることもままならない、「女は大変だなあ〜」と悟るわけだが、男の方も実は心は女で自宅マンションから窓を見たら知り合いのお姉さんのピチピチした素肌が見えて「おはよう〜〜」と挨拶はするものの、いつもとは全く違う激しい性欲に悩まされる。思い余ってくだんの女に相談するんだが「そこは自慰で、乗り切って‼️」とのことでならないオナニーに励むが、激しい自己嫌悪に襲われる。

という具合になかなか読ませる作品で中村うさぎが女の持つ「エロス力」の激しさを語り、それに翻弄される男の悲しさを論じていたが小山健のこの作品も男の辛さを真正面から描いていて素晴らしい。

前の会社にいた時、素晴らしいイケメンで、背も高く事務処理能力も高く、心理戦も得意で、上司を操って自分の思う通りの方針を出させるようにしたりと、私にとってはかなり羨ましい男がいたわけです。しかしそんな彼でも激しい「エロス力」に翻弄されて、その日はなんともならなかったのかあれこれ調べるいとまもなくデリヘルの女を呼んだのだが、家に上がってもらうとなるときっちり掃除もしとかない失礼だし、変なもの見られてあれこれ言われるのも嫌だからと掃除をしだしたはいいものの、カレンダーを吊るしていた押しピンがカーペットに突き出ていて踏んづけてしまいダラダラ血が流れた。バカですなあ。


2018-12-10 10:38:00

今朝はいかにも冬という曇り空で分厚い雲が垂れ込め気温も低うて風が吹く。

9時ちょうどにお願いしていた大阪のペットの葬儀屋が来てたんぽのようなもので末期の水を取り、濡れタオルで身を清めて、嫁が白いバンまで猫を運んだら車の後部座席に小型の火葬炉が積んであり、内部は耐火性の煉瓦のようなもので包まれていた。一時間くらいで終わり、骨壷に遺骨を入れたものを渡され、死んだ日付と名前を書くプレートももらった。残念というしかない。死んだ12月8日の晩は夜の10時くらいはまだ明かりをつけたら反応して目を開けたり、長い尻尾を揺らしていたので、猫用のおこたを出して来て中に入れてやったら、夜中に元気な5つの雄猫が盛んにおこたの周りを回り、中に首を突っ込んでいたが、いつもなら雄猫とメス猫はえらい反りが合わず、近づいたり、触れたりしようものなら、メス猫が目を三角に釣り上げて激しく威嚇していたが、今回はそういうことも起こらなかったので、雄猫も拍子抜けしたのかすごすごと引き下がった。