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古本屋日誌
2018-12-31 08:30:00
今朝もかなり冷え込んだにもかかわらず、猫は二匹とも外に出たがり、玄関を開けると喜び勇んで飛び出して、コンクリートの打ちっぱなしの冷やっこい地べたをゴロンゴロンしていました。見ているだけで身体が冷えます。
中公文庫から大岡昇平の「レイテ戦記」の新版がインタビューやエッセイを加えて全4巻となり刊行、13万人が死んだフィリッピンの戦闘を余すところなく伝える傑作です。始めに連合艦隊司令長官の古賀を乗せた飛行機が行方不明となり、結局古賀は見つからなかったが、同乗した福留参謀長はゲリラの捕虜となってしまう。ゲリラ側は日本軍の包囲を解除してくれるなら引き渡すと言って来て福留はどうしても必要な人材だからと受け入れて引き渡される。すぐに福留は第二艦隊司令官に復帰するのだがこれについて大岡昇平は「海軍では俘虜になることは大して不名誉ではないらしいのである」と書いている。
戦陣訓では降伏して捕虜になることは禁止されていたのに、なんか高位高官は違うのかとダブルスタンダードを感じてしまう。