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古本屋日誌

2021-07-14 14:15:00

今日から3日間、箕面のメイプルホールで豊能障害者作業センターの主催で古本市が開催、早速早起きして行ってみた。

というのも「日本金持ち研究」で大阪府の金満家は箕面、中之島、高槻北部に居住していると書いてあったのだ。

阪大も近所の石橋にあるし、それなりの面白い本が出てくるのではと思ったからだ。

ここの古本市の特徴はレコードや音楽CDがたくさん出品されることで朝10時の開店前にレコードコーナーにはカゴを片手に行列ができている。他にも雑貨の類が売られている。
今回は懐かしい黒電話が3000円、プッシュ式電話機や可愛らしいマトリョーシカだとか、ビクターの犬なども並んでいる。

文庫本は全て3冊100円なんだが量は少ない。単行本やマンガのセットはそれぞれの値段だが講談社漫画文庫の「プロレス列伝」の11冊揃、「魔術の帝国」なども出ていた。

ただやはり本がよく動くのは2月、3月でこの7月は古本屋は暇な時期にあたるので本の量、質は今ひとつの感じがあった。


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2021-07-13 20:36:00

生方敏郎の「三都見物」は大正10年刊行の京都、大阪、東京の見聞記だ。

生方は中公文庫で「明治大正見聞記」がある、面白いライターだ。

日清戦争直前の国内に垂れ込める閉塞感や清国への恐怖が同時代ならではの切迫感をもってうまいヒッチで描かれて心打たれる。

さて、この「三都見物」では桃山の明治天皇の墓に詣でる話がある。

なんでもその墓の前にある鳥居にはびっしりと文字が刻まれていて

「なんとか会社これを建つ」という文字だ。要するにうちが金を出しましたよアピールだ。

生方は「この上に広告のためにという文字をなぜ掘らなかったのだろう」と皮肉を書き留める。明治の大帝を商売気なしで称えるいさぎよさはないのかということだ。

このネタは近くはアレックスカーが書いてるよね。銀閣寺や法隆寺の建物の前に「HITACHI」て書いてある立札がある。これを見て日本を訪れた海外の人たちは」あーこの金堂をHITACHIゆうんや‼️それにしてもHITACHI多いな」てな具合だ。

昔から我が国は商魂たくましいなあ。

しかし一方で生方は伏見稲荷に詣でた話を書いていて例の千本鳥居なんだけど寄進した人の名前が書いてないのが多いという。

「巳年の女」とか「丑年の男」と記したり無記名の鳥居なんだそうだ。

今の千本鳥居はご承知の通り建てた年月日に加えて黒々と寄進者の名前が記されている。

いつ頃からこうなったんだろうかね。



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2021-07-12 22:07:00

古本屋はあまり立ち読みは推奨されない。

むしろ長く本を読んでたら店主から叱られることもある。

ただブックオフや古本市場などでは特段注意もされないからずっと読んでる人もいるよなあ。また古本市でも陳列台にへばりつくようにずっと読んでる人がいる。

すぐ横に別のお客さんが来て棚を見たそうにしていても全く動じないし、店員が本を補充しようと近づいても我関せずだから、自分の世界に深く入り込んでいろと推測される。

これは私には昔から不思議だった。

第一腰が痛くなるじゃないか。本を片手に目を凝らして活字を追う姿勢は前屈みで腰に負担がいく。目にも悪い。

それに立ったまま本を読むことそのものが不自然ではないか。

やはりゆったりしたソファーかクレイドルに身を沈めレイコーかホットに紫煙を燻らせて本は楽しむものだ。立ったままなど落ち着かないし、集中もできないし、暇つぶしの余裕が感じられない。

古本屋といえどそこは社会だ。

自分以外にいくらでも客は入ってくるし、必要な本を確保しようと努めていることに不思議などない。

それにもかかわらず我関せずと他者との交わりを閉ざしてしまうのは姿勢は病的なものが感じられる。


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2021-07-11 19:37:00
現在最も魅力的な古本屋は間違いなくブックオフだ。

本の質では日本一とまでは言えないかもしれないが、雰囲気がいいよなあ。

大都会の中心部に出店しているのがまずいい。

広い店内をぐるぐる回って好きなジャンルの本や知らない面白そうな本と出会い、いくらでも立ち読みできる。

もちろんこうてすぐ前にあるカフェでレイコーをしばきながら本に読みふけることも可能だ。

一冊読み終わったらすぐ店にとって返して売り払いまた次の本を買う。

くたびれたらアーケードを備えた大きな商店街にあるアスレティックジムやボウリング場に出向いて汗を流し、その足でキリンシティやYEBISU BARでうまいビールとあてに時を忘れることもできる。

つまり大都会が備えているアミューズメントの一角を占めて、いくらでも暇つぶしができるのだ。

老後のありあまる時間をどう使うのかはとても大切な課題だ。ブックオフには時間を使う手立てを考えてもらいたいものだ。
是非とも実現して欲しいのは「読み聞かせ」サービスだ。
店で売ってある本なら客が希望したらどれでも店員が読み聞かせてくれる。「この小説は大阪アクセントで読んだってや‼️」とか「耳が弱いさかいゆっくりやったってな」などの要望にも応えていただきたいものだ。


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2021-07-10 11:03:00

神戸のお客さんのところに買取に出かけた。

その足で三ノ宮界隈の知り合いの古本屋に出向いてあれこれお話。

「店番をちゃんとやってくれる子がなかなか見つからへんねや」

なんでもちょっとした客あしらいができない人が多いそうだ。

お客さんの中には初めにたくさん本を選び取ってから中身をチェックして最終的に買うか、やめるか決める人もいる。

買わないと決めた本はまた棚に戻してくれるのだが、やはり興味の湧かない本なので元の場所にきっちりというわけにはいかない。店員はそのぞんざいな扱いに腹を立てて

「お客さん‼️あんばい戻しといてや‼️」と叱る。

またレジに買う本を持ってきて精算してもらう際本の裏見返しに書いてある値段を見間違えているお客さんも少なくない。

「ありがとうございます、3250円です」

「えー550円ちゃうん❓」

この方は3000円の書いてある鉛筆の値段書きを見間違えて300円だと思ったようだ。

それはそれで問題ないんだが、そのあと店員が一言
「棚に戻しといてね‼️」と言うので揉め事になる。


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