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古本屋日誌

2021-07-30 22:46:00

昭和41年に読売新聞に連載されていた「百年の大阪」は記者が地道に事件の目撃者を探して細かいところを聞き取って記事にしていくまことに手間ひまかかった企画だった。

のちに読売新聞社から全4巻の単行本が出て、かなりのちに同朋社から完全版も出た。

この中に占領軍相手のキャバレーを作る話がある。

敗戦の3日後に大阪府知事から占領軍相手のキャバレーを作るようにと、かつての大キャバレー「赤玉」に話が来た。

そこで早速ダンスホールを設けて、その二階には鍵のかかる個室もつくった。

ホステスには「いや応一切言いません」との誓約書まで書かせたが、憲兵隊からまかりならぬとのお達しが来て個室の鍵の束が取り上げられてしまったという。

売春は認めないという話だが、これはせめてもの抵抗なんだろうかね。

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