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せいゆう丸釣行記

2015-09-10 09:54:00
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今日も休漁でありました。

 

まだうす暗い堀切峠から見えた海況は、それはそれは恐ろしいほどの大波でありました。

 

台風18号が通り過ぎ日本海に抜けたので、ひょとすると出れるかもと思ったのが大間違いでありました。

 

勢力の強い17号のうねりが押し寄せて来ていて、とてもじゃないが漁をするような状況ではないのですが、何と底引き網漁船が沖合で漁をしているではないか。

 

底引き網漁船は結構大きなお船でありまして、うねりの時は底物の魚やイカ類が底から少し浮き上がるため漁があるそうだが、それにしてもあの波の中で操業するとは恐れ入りました。

 

帰港するときに港の入口でかなり怖い思いをすると、先日その爺さん漁師が言っておられましたね。

 

自分だったら出た途端にゲーゲー吐きまくるでしょうなあ。

 

港の出口の様子を見に行くと人が沢山いらっしゃるから何だろうかと海を覗いてみると、波乗りオットセイがキャッキャと波と戯れておりました。

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休漁が続くと体が疲れんので眠りが浅く、今朝も1時前に目が覚めてもう眠れんのであります。

 

まあ、夕方の7時頃には寝てるから6時間は睡眠とってる訳で大したことではなく、時間潰しで色々勉強できますね。

 

先ほど内海から帰ってきて、以前この欄で紹介した黒木さんのカステラをほおばりながらカキカキしております。

 

冷凍庫で保存し自然解凍したものですが、しっとりしてまことに美味しいですなあ。

 

スイーツはこんなもので十分だね。ゴテゴテしとらんで実に美味い。

 

 

 

そんな中、今朝感動したことがありまして、それがアトキンソンサイクルと言われる内燃機関の仕組みを知るに至った事であります。

 

自分は特に内燃機関を専門的に学んだことはないのですが、何故か小さい時からエンジンに興味があったからそれなりの知識を持ってるつもりであります。

 

しかしこのアトキンソンサイクルというものには接したことなく、本当に今朝知ることになったのです。

 

そしてそれはオットーサイクル(4サイクルエンジン)の亜種で、およそ130年も前に考案された内燃機関なのでありました。

 

http://pichori.net/Run/engines/atkinson.html

 

イギリス人のアトキンソンが発明したそうですが、130年前って1880年頃で、あの坂本龍馬が暗殺された15年後らしい。

 

その当時アメリカから黒船がやってきて幕府は右往左往し、結果大政奉還の道を歩んだ頃に既にこの技術が考案されたことに驚きを覚えずにはおられません。

 

この技術は1940年代にアメリカ人のミラーによって、吸気バルブを閉じる開けるのタイミングをずらすことでアトキンソンサイクルと同じ効果を出すことに成功したそうな。

 

そしてその技術が最近の低燃費車(MAZDA スカイアクティブ等)に多く取り入れられているミラーサイクルエンジンに繋がる訳であります。

 

吸気ストロークと排気ストロークを変化させて排気にまだ残っているエネルギーを回収する発想を、複雑なリンケージを介して実現したことはすんごい事だと素直に感動しましたね。

 

出力や高回転域や信頼性などが、あまりに複雑な構造のためデメリットとなりレシプロエンジンの主流にならなかったみたいですが、内燃機関の黎明期の当時からエネルギー回収の研究がなされていたことに頭が下がる思いであります。

 

純粋なアトキンソンサイクルエンジンを最近HONDAがコジェネレーション用のエンジンとして開発したみたいだが、これ以外には存在しない模様。

 

面白そうなことはなんでもやってみたいHONDAらしいなあと、思わずウフフっと笑えますね。

 

http://www.honda.co.jp/tech/power/exlink/

 

 

 

紹介したこんな技術って普通の人は特に知らんでよい無駄な知識ではありますが、自分は何故かこんなことに感動してしまうんだなあ。

 

 

明日は出漁できるかなあ?