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せいゆう丸釣行記

2015-09-01 03:45:00
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「あれ、なんか速く過ぎね?」

 

そうなんです、時速12kmが精一杯のせいゆう丸が時速16km近く船速を出しているのであります。

 

機関の回転数は1500でいつも通り。

 

ということは、とんでもない下り潮だということになり、イカリをかけることがまず不可能な状態になる恐れが頭をよぎる。

 

とりあえず昨日釣れた場所を覗いて回るも、既に旅立たれた後のようでパス。

 

いつもの通りあちこち探して回ると、昨日の場所であんばい良さそう魚影を発見したけどやっぱりイカリがまるでかからない。

 

微速前進に入れてイカリがゆっくり砂を噛んでかかるようにするけど、まるっきりかからん。

 

すると流れている間に魚影が出ていた瀬にかかったようで、とりあえず一安心するが流れを見ると川の流れより速いし、お魚の影は当然のことながら見当たらない。

 

こんな状況で再度イカリをかけ直すことは不可能だから、とりあえずここで待機して流れが緩むのを待つことにしました。

 

ダメ元で仕掛けを投入すると初めは南に一気に流れていくが、下に降りるに従って落ち着いてくれて80号程度の鉛で対応できる。

 

つまり早い潮は表層だけで下層はあまり流れていないことになる。

 

下層までこの調子で流れていたら200号の鉛でもダメであろうが、辛うじてサバの中学生から高校生が釣れてはくる。

 

待つこと2時間位だったろうか、次第に北東からの流れに変わり始める速度が次第に緩やかになり、東からの流れに転じると、それはまったりとした良か流れになりました。

 

この間サバの猛攻に悩まされ続け、底にはアジが居るのは分かっているのだが、120号の鉛で急速潜航させるも、サバ君達はなんじゃらほいで5匹6匹と食ってきて、サビキはぐじゃぐじゃになりお釈迦となる訳であります。

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この写真はサバの中学生達の魚探での画像です。

 

20メートルから海底の45メートルまで、あたりをビッチリ泳いでいる姿が見て取れますね。

 

でもそんな中、天秤仕掛けにはデカアジが数匹釣れてくるのだから、やっぱ天秤仕掛けは一応出しておかないといけないですね。

 

そこで意を決して移動することを決意し、エンジン始動 ギアを前進に入れてGO!

 

ところがところが、「ギョヘー、まったく前進しないよー、どうなってるの?」

 

ギヤの前進には入らないけどバックには入るので、「最悪港までバックで帰らんといかんか」、と考えていたところ幸運にも突然前進のギアが入り、安全をとってとりあえず港に一番近いポイントに移動することにしました。

 

でもあんな早い下り潮は久しく見てなかったなあ。

 

ホント、川の流れより早いんだよ。

 

あの激流に逆らって帰港していたら軽く2時間は掛かっていたやろうな。

 

 

 

そんなこんなで近場のポイントに到着して魚探で探索すると、「おお、居るじゃん」。

 

アジ子と思しき魚影がモワッと出ておりまして、青物・ニベが食らいつく可能性があるので期待大でありました。

 

でも1度だけニベらしき当たりがあったもののハリス切れで取り込むことができず、ここでも時折サバ君達が周遊してこられて、またまたサビキがぐじゃぐじゃに。

 

干潮の関係で入港できないので、釣れない時間を午後3時までウダウダ過ごして帰港いたしました。

 

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昨日は、下り潮の激流・サバの猛襲・前進ギヤのトラブルと、波乱万丈な一日でありました。

 

ああ、疲れたよ。

 

 

 

今日は疲れの癒しを含めて、橋の下の天然ドックでギヤの不具合修理とギヤオイル交換等を行う予定です。