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せいゆう丸釣行記
先日親父殿の誕生日で祝いをしてまいりました。
不二家でバースデーケーキを作ってもらい、堂々と祝90歳と文字入れして親宅へ。
「誰が90歳や?」
ケーキの箱を開けた親父殿の一言でありました。
そーなんです。正確には89歳でありまして、大体はあっておりましたがチト違ごた。
今までさんざん本人を前にして、「90歳の親父です」 と紹介しても親父は何も言わんからてっきり90歳と思うとった。
自分の中でいつ頃から親父が90歳になったか分からんが、まあ大体こんなものである。自分の性格は。
ところで一昨日はタンク前で爆釣状態が発生し、久々の豊漁でありました。
青アジのデカチンが多数いらっしゃっていたようで、中には40cmを超えるような超デカチンが混じっておりまして、それにサバ・メジナ・チヌなど数多く釣れまして、久々にクーラーボックスを一人で抱えられませんでした。
あんなことがたまにあるから釣りはやめられませんね。
また昨日はうって変わって静かな一日でありまして、流浪の旅を強いられることに。
それでもタンク前でお刺身を確保したあと、伊比井までの道のりの中でポツポツとアジを追加して、貧漁の一日ではありましたが皆さん十分にお魚を釣っておられました。
ところでイサキの時期でありますが、黄金の瀬にはしばらく行かないことにしました。
大型のサメがたむろしているようで、たまに釣れたお魚を片っ端からくわえて持っていかれるそうな。
例年よりちょっと遅れているのかイサキの数もあまり多くないようで、長い道のりの割には成果が乏しいため、鈍足のせいゆう丸はしばらく他の船の様子を伺い、確実にお刺身を確保する戦術を選ぶことにいたします。
毎日漁に出ているからわかることですが、自分たちがタンク前で釣りをしている横を鼻息荒く高速で黄金の瀬に向かって行かれた沢山のお船が、午後には心折れて力なくご帰還されていらっしゃるのが手に取るようにわかりますね。
「そんな遠くに行かんでも、こんな近くで美味しいアジが釣れるのにねえ」 と思いながらほくそ笑むのであります。
そのうち浅場にイサキがお見えになると1kg前後の良型ばかりだから、梅雨頃を楽しみにしたいと思います。
一昨日釣れた青アジのデカちんは、南蛮・フライ・アジ茶飯などで毎日我が家の食卓を賑わせております。
やっぱり自分で釣ってしっかり血を出したお魚は旨いねえ。