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せいゆう丸釣行記
少し真面目な話を。
ドイツの旅客機が1万メートル後下して全速力で山にぶつかったげな。
事故でなく自殺願望の若者の道連れ行為だったようで、犠牲になった方々はその数分間恐怖と絶望で地獄の苦しみだったでしょうな。
死ぬのは勝手だが人を道連れするのは許し難く、所属している航空会社のダメージも計り知れませんね。
お船でお客様と数時間海の上で一緒にさせていただくお仕事をしている立場から物申せば、安全は全てに優先することでありまして、お客様に少しでも怖い思いをさせては絶対ならじと肝に銘じている次第です。
ついでに言えば釣れる釣れないは2の次でありまして、お怪我させることなく無事に港に送り届けることが最大の責務と理解しております。
今回の事故の一番の問題は個人が持っている精神的疾患を会社が把握していなかったことであったようでして、検診結果をその本人が会社に対して報告をさせるというシステムだったことだと思います。
会社が検査結果を個人からの報告でなく、会社が自動的に優先して把握するシステムにしていればこんなことにはならなかったかも。
もちろん個人の私的情報を守ることは大事でありますが、沢山のお命を預かる航空会社においてはそんなことを言っている場合ではないんですよね。
まあ事が起きて初めて気がつくことでありますが、危機管理ってこんなことでありまして、お偉い方々がよく用いる「想定外でありました」なんて、責任逃れの言い訳の何ものでもないんです。
せいゆう丸は安全に快適に一日過ごしていただけるかが一番の気がかりなのであります。
危ないと判断したときは、勇気を持って中止を告げられる船長でありたいと思っております。
もし早上がりになった場合、どうぞ安全のための措置であるとご理解いただければ幸いであります。