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せいゆう丸釣行記
今朝は6時30分の出港でありました。
とにかく釣れない状態が続いておりまして、昨日帰港途中に80代の漁師と船越しに話をしておりましたら、漁から帰ってきたばかりで宮崎沖まで漁に行ったが、何も釣れなかったとのことでした。
船の大きさからして内海から宮崎沖まで往復すると、100リットルは燃油を使うはずで、がっくりされてましたな。
せいゆう丸が捕ったお魚は佐土原の生産者直売所にも出品しておりますが、今朝かあちゃんからの連絡で、宮崎の漁師からの出品はほとんどなかったとのことで、不漁はかなり広い範囲で起きていると思われます。
さて、今朝は昨日と違って無風状態で、釣り人にとっては寒くなくて快適でしたが、海の中は魚影の活性が明らかに低く、実際アジ子1匹釣るのに2時間かかってしまいました。
そういえば、今朝も例の節操の無い、いい年こいたオジさんがものすごい勢いでせいゆう丸を追い抜いて行きました。
何が何でも良いポジションが取りたいらしく、ポイントに着いたらあっちこっちウロウロしていて、せいゆう丸が来る前に急いでイカリを投入しておられた。
前回はイカリ投入後にイカリ綱を岩礁に引っ掛けてブチ切ってしまい、大損失を被られた御人ででありますが、学習能力がないというか、やはり同じ行為を何度も繰り返しておられる。
多分10数回も繰り返しておられたが、今日はイカリを捨てることはなかったですな。
ただ傍観していると忙しいというか、そがらしいというか、まるで落ち着きがなく、人の竿が気になって気になってしようがないようだ。
油断するとアホ面して近づいてくるカモメの如く、知らん顔して近くに寄ってくるので油断ならない。
声を荒らげて近づくのを阻むが、何度怒られても近づきたくて仕方ない様子である。
困ったオヤジもいたもんだ。
とにかく活性が無いのと、潮が動かない関係と思われますが群れが移動しまくるのであります。
ただ、2ヶ月も同じ場所で漁をしておりますとパターンが読めるようになりまして、辛抱の末なんとかチダイ10匹とハゴイタハゲ3匹を釣り上げることができました。
この状況の中では大漁と言っても過言ではないと思います。
ちょっとした釣り方のコツとサビキがありまして、ご乗船いただいたお客様には是非ご紹介したいと思います。
これでかあちゃんに怒られずに済むと、胸をなで下ろしたせいゆう丸の船長でありました。
明日ももちろん出漁いたします。