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せいゆう丸釣行記
お二人共船釣り初挑戦だそうで、港でお会いしたときに実に爽やかな感じが印象的でありました。
お問い合わせのお電話を頂いた時に大体分かるのですが、お二人共想像したとおりの好青年でありまして、近頃の若者にしては・・・と言っては老人っぽくなるけれど、本当に礼儀正しいお人柄とお見受けしました。
こういう好青年を見ると俄然お世話したくなるせいゆう丸の船長であります。
釣れていない状況はお伝えした上でありましたが、それでも「来て良かった」と、思ってもらえればそれに越したことはありませんので、お魚とのやり取りを是非体験してもらいたいなあと考えながら、いつものポイントに舵を向けることにしました。
この日は朝から若干北よりの風が吹いておりましたが、ためらうほどのものではなかったので、予定通り6時30分に出港しました。
冬至を過ぎてだんだん日の出が早くなってきてますが、それでも7時20分頃なのですが、せいゆう丸は暗い時はさらにゆっくりと走りますので、湾外に出る頃には東の空が赤々としてきました。
お二人共スマホで写真を撮ったりして楽しんでおられる。
一般の方におかれて船は日常生活からすると非日常の世界だと思うが、お客様のワクワク感がしごく伝わってきますな。
そういうワクワクのお手伝いが出来る時が、船長として幸せな時であります。
湾外に出ますと凪ぎのほうですが、北よりの風が少し残っておりまして、ゆるい北東からのウネリも感じられました。
トコトコとポイントに到着して魚影を探しておりましたが、この日も潮はやはり表面が軽い上りで、下はほとんど止まっている状態でした。
南側に大きい群れがありましたが、足が切れているので幼魚かプランクトンの部類と判断し、岩礁に近づけますとアジ子と思しき群れを発見し、イカリをドボン。
ああ、足が切れているというのは、魚影が海底から少し離れていることで、カタクチイワシだったりキビナゴあたりの群れや幼魚などが写っている場合が多い。
いい感じでポイントに着けられたので早速仕掛けの準備にとりかかる。
オンボロではありますが手巻きリールの船竿をお貸ししてサビキを準備していると、Iさんいきなり船首でゴロリ。
船酔いしちゃったんですね。
程なくしてKさんもグロッキー状態に陥ったため、お二人と相談して帰港することにしました。
自分がそうだったから痛いほどわかりますが、若い時には特に神経がビンビンしていますので、三半規管が船の揺れで面食らうのでしょうか、目がグルグル・ムカムカ・唾液がジュワーとなりますね。
まったくそうならない方もおられるが、若い人程その傾向は強いように思えます。
自分くらいの年になると年齢のせいなのか、それとも飲み過ぎの焼酎が焼き切るのか、神経が鈍くなって揺れを感じにくくなります。
だから船酔いしにくくなるんですね。
今でも体調が悪いときは気分悪くなることがありまして、そんな時は若い時にはアンプル飲んで釣りをしていたことを思い出しますなあ。
具合悪くなると鉄砲の弾が飛んで来ようが、矢が来ようが、とにかく死んだように動けなくなり、そして辛い。
陸に上がりしばらくするとケロッと治っちゃうんですが、何度も悔しい思いをしたものです。
Iさん・Kさん、今日は残念でした。
でも非日常の世界と、海のきつさも体験できたと思います。
お二人にとっていきなりの外洋はハードル高かったのしょうね。
日向の船も遊漁船登録中ですので、今度門川の湾内のキス釣りにチャレンジしてみてはいかがでしょうか?
門川湾には冬でもジャンボキスが生息していて、数もかなり上がります。
湾内は波ゼロですのでリベンジにうってつけと思います。
船長入れて5人乗れますので、結構楽しめます。
自分もキス釣りが大好きであります。
この釣行記でお馴染みのARさんのブログに詳しく書いてありますので、是非参考にしてくださいね。
6月7日の記録に掲載されてますよ。
http://ararafish.blog.fc2.com/category1-2.html
このあと同じポイントに舞い戻って漁をしてみましたが、通りすがりのデカアジ1匹とニザダイ2匹で終わりました。
先輩漁友のMA氏と一緒だったのですが、MA氏はその後南に下りサボテン沖まで探索したそうですが、全くアジ子すらいなかったそうで、深刻な不漁時期に突入したようです。
今から出漁しますが、とりあえす傾向だけ確認して早上がりすると思います。