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せいゆう丸釣行記

2015-01-03 09:09:00

今日は長崎から帰ってきてた次男が高速バスで帰ることになり、休漁してバスターミナルに車で送ってきました。

 

長崎の重工に勤めていて、なぜか巨大な船のプロペラ製造にたずさわっております。

親子して船に関わっています。

せいゆう丸のプロペラは直径40cm程度のものでありますが、タンカーのペラともなると、それはそれは巨大な物体だそうで、銅合金(ブロンズ)を溶かして鋳型に流し込むそうであります。

 

ロケットまで飛ばす大企業なもので、最近の円安の恩恵を受けている模様でありまして、結構景気の良い話しぶりでありましたな。

甥っ子もトヨタの電子部品企業におりますが、残業から残業で遊ぶ暇がないとのこと。

 

自分の子や身内から景気が良い話を聞くのは気持ちとして悪くはありませんが、地方や田舎で仕事をしている身近な者のことを思うと、ちょっと複雑な思いがしますね。

 

トリクルダウンという概念が経済の世界にあるそうで、上からしたたり落ちるという意味だそうでして、「それはおこぼれ頂戴だろう」と、揶揄する人もいるそうだ。

 

どの時代でも上下の世界はあるもので、いろんな上下が存在する中、日本において富裕と貧困の格差は間違いなく広がっているようですね。

 

国のリーダーが直接トリクルダウンに言及しているかどうか知らないが、それを前提に景気回復の手を打っているのであれば、それはいかがなものかと考えてしまいますね。

 

日本には世界にない美しい心を持った文化があるわけですから、他の国とは違った国のあり方を考えて良さそうに思うけど、できないんかなあ?

 

今の若い働き盛りの人たちの心が荒まないうちに、世代を超えて助け合う社会になって欲しいと思いますね。

 

子供が少なくて人口が減少しているという、国の存亡に関わる大問題を抱えているのに、まともな子育て支援が出来ていないように思えるのだが・・・。

 

隣に住む長男夫婦と孫と、今月末に生まれてくる二人目の孫のことを考えると、これじゃ人口増えんわと思ってしまう。

 

長男の収入だけではとても生活できないから、嫁さんも働きたいけど近くの保育園が空いていないそうで、遠いところの辺ぴな保育園は送り迎えが必要だそうだ。

 

とにかくこの国の子供の面倒を見てやるシステムがずさんだから、とても3人4人と子供を作ることができない。

 

心理的に追いやられて子への虐待が増えている実態も、政策によって改善できると思うけどなあ。

 

子供は国の宝だから、お母さんたち心配せんでじゃんじゃん産んでくださいと言えるような国になって欲しいものです。

 

口蹄疫で大きな損失を被った宮崎県の畜産においても、その当時の頭数に戻すには相当な時間がかかるそうで、人口繁殖では増やせない人の場合、とにかく早く手を打たないと取り返しのつかないことになりはしまいか本当に心配である。

 

 

 

さて、せいゆう丸は遊漁船ではありますが、一方で新鮮なお魚を毎日の食卓にお届けする大事な仕事も担っております。

 

昔のように子供にたくさんお魚を食べさせてやって、骨太の元気な子供がたくさん増えることを願って、体が続く限り、毎日お魚を追い続けるつもりです。

 

 

 

明日から荒天でなければ出漁します。