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せいゆう丸釣行記
孫からもらった風邪の具合がどうも良くない。
熱はないのだが鼻汁目汁がダラダラ出て、喉が痛いのであります。
声がガラガラになり、鼻が詰まって息苦しい。
でも年末年始の釣りを楽しみにしておられるお客様にがっかりさせてはならじと、風薬を服用しトローチ舐めながら奮闘しているせいゆう丸の船長でありました。
昨日の朝、始めてご同乗いただくISさんをお迎えするにあたり、波の状況をこの目で確認した上で連絡する手はずにしておりまして、まだ暗い中道の駅フェニックスの駐車場に入りトイレを貸していただくことに。
トイレ入口の自動販売機の前に1台の自転車が止まっていて、そこに寝袋を片付けている若者の姿を発見!
すぐ声を掛けちゃいましたね。こんな若者自分は大好きで興味津々であります。
長崎佐世保出身の青年で、溝上 想(しょう)さんでありました。
大学卒業後バイトで貯めていたお金で旅をしているらしく、朝ごはんと思しきインスタント袋ラーメンをカセットボンベの小さなコンロでコトコト炊いておられる。
「長崎からだと今日で10日目くらいですか?」
自分がそう質問すると
「いえ、170日目ですね」、とのお答え。@・@
なんとこの若者は長崎から北海道を経て帰ってきた日本一周にチャレンジしている猛者であったのであります。
なんでもいまから鹿児島に南下して沖縄に行かれるそうで、本気で日本一周するおつもりのようでありました。
一日平均100km程度走行しているそうで、基本寝泊りは野宿で、道の駅の利用は少ない方で道端あたりの野宿が多いそうです。
風邪ひきの自分はストーブ炊いて寝ているのに、薄っぺらな寝袋で道端野宿を日常にしているとは恐れ入りました。
自転車を拝見すると自分が40数年前に乗っていて、その当時割と流行ったランドナーと呼ばれるタイプで、荷物ドッチャリ積んでも全然平気な頑丈はフレームと、泥除けと、カンチブレーキが特徴でありますな。
最近の男の子どもは、家にこもってカチャカチャしている奴らばっかりと思っておりましたが、こんな頼もしい若者がまだいたとは、日本の将来もまだ捨てたものではありませんね。
頑張れ溝上 想さん。
これからの長い人生にきっと役立つ旅になると思いますよ。
家にたどり着くまで絶対事故に会わず、家に着いたときは元気な姿を家人に見せてやってくださいね。
たぶんそれが一番のお土産になると思います。
ところで昨日のISさんとの釣行記は、ちょっと遅れますが後日アップしたいと思います。
風邪のため、漁から帰ってきたらすぐ床に入ってしまうためカチャカチャの時間が取れませんでした。
今日も初めてご同乗いただくお客様との漁になります。