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せいゆう丸釣行記
以前も書いたことあったような気がしますが、WTI原油先物取引の情報は毎日チェックしております。
先物取引に興味あるわけではありませんが、石油製品の価格の動向はいつも気にかけておりまして、燃油の価格が今後どう変化していくか把握しておきたいからであります。
一般的に養殖を除く漁業において、経費における燃油の割合が相当高く、遠洋漁業などはその傾向が相当強いそうであります。
そりゃそうだわな。
自動車転がすのでも燃料を相当消費するのだが、同じ距離を移動するのに海上では10倍くらい使うのだから(自分の経験上の数値です)、半球超えするような遠洋漁業での燃油消費は気が遠くなるくらいの消費量になるんでしょうな。
世界石油輸出国機構(OPEC)の総会で話がまとまらず、減産の合意が見送られたことで売り一色となり、一時110ドルを超えていた原油先物価格が65ドル台に下落したそうな。
アメリカにおけるシェールガスの増産も価格下落の要因の一つだそうだが、アラブの王様達も少し慌てているかもね。
原油輸出しか外貨獲得の方法がない中東の国々では、価格維持のために協調体制を維持することが最重要テーマだと言われてますが、最近になって足並みが揃わなくなってきているそうであります。
ところで近所のガソリンスタンドでの小売価格はどうだろうか。
多少下がってきてはいるが、2割~3割も下がってはいない。
円高の頃であればガソリン価格で言えば、既に140円前後の水準まで原油価格は下がっていたはずのに、円安のおかげで残念ながらその恩恵はまるで享受できない。
円安が今のところまだ進行しているので、石油元売においてはちょうど都合のよい口実があると勘ぐられても仕方がないですよね。
政治に口出す身分じゃないので控えながら物言いますが、アベ〇ミクスって結果的には国民の所得格差をさらに広げたんじゃないかいな。
「この道しかないんです」と、総理大臣は力説しておられましたが、そんなこの世の中に一本道しかないと言われても困りますわな。
景気やお金のことばかりに執着しているからそんな風になっちゃうんじゃないか?
成熟したこの日本国だからこそ、安心して子供を産んで育てられ、精神的に豊かな国造りを目指しましょうと言えるはずなのに誰も言わない。
今のお金も大事なんでしょうが、将来のこの国がどうあるべきかの展望に軸足を置いた議論をそろそろ聞いてみたいものですな。
さて、毎日毎日近場とはいえ漁に出ている自分にとって、燃油価格の動向は非常に気になることではありますが、他人様にお金を出すのが大嫌いなせいゆう丸船長は、いろいろな工夫をして出費を最小限に抑えております。
おかげさまでアジ子しか釣れない最近の不漁環境の中でも、奥様方には高い評価をいただいておりまして、金額的にはごく僅かでありますが、決して赤字になることはありません。
毎日毎日こつこつであります。
消費者が食品に求めているものは決して価格だけでなく、むしろ鮮度・安全性などの信頼性と、ローソンのCMの櫻井くんじゃないけど、一手間かけた何かを求めているんですよね。
ちょっと早く目が覚めたもので、徒然なるままにカチャカチャとキーボードをたたいてしまいました。
失礼しやした。
あと2時間ほど寝床に入って寝て、出漁致します。
おやすみなさい。