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せいゆう丸釣行記
今日は知人の依頼で、知人の船で船長役を努めてまいりました。
そのお船は日産 サンフィッシャー 800HTでありまして、純漁船であるせいゆう丸とはかなりフィーリングが違います。
定員は12名。せいゆう丸の4倍。
エンジンはボルボの230馬力。せいゆう丸の7倍。
船幅もせいゆう丸の2倍近く。
船の片側に3人乗っても傾かない。せいゆう丸は体を少し動かしただけでグラリ。
さて自分を含めて7名乗船での出港となりましたが、港を出ると昨夜通過した前線の影響で南東からのうねりが若干あるものの、でかい船体と高馬力の推進力を生かしてグイグイ進んでいく。
せいゆう丸だとズンブズンブと進むものの、横波を受けるとグラリとしてしまうが、この船はどんな角度からの波に動じることがない。
ポイントに到着すると、先に出港していたおなじみの漁友S氏がイカリを投入し、仕掛けの準備に取り掛かっている。
せいゆう丸と違って、船速がものすごく速いこの船に乗っていると潮の流れがまるでわからない。
自分の足で散歩する感覚と、自動車で通り過ぎる感覚くらいの違いがありますね。
この船は滑走するタイプの船のためか、ゆっくりと走るのになんとなく気が引ける。
いやそれ以前の問題なのですが、アイドリング回転でスローぜで前進すると、せいゆう丸の巡航速度より間違いなく速いのであります。
「こりゃ速すぎるじゃないか、微妙なコントロールができない。」
ただ、自分の船じゃないから文句言う必要はないが・・・。
S氏に声を掛けて潮の流れを聞いてみると、ほとんど動いていないとのこと。
昨日の不漁が頭をよぎる。
せいゆう丸での釣行ではないのでその辺のプレッシャーは幾分軽めではあるが、やはり釣れて欲しい気持ちに変わりはない。
めいめい仕掛けを作り投入すると、何投目かにアジ子が釣れ始める。
次第に中アジが混じり始めほとんど入れパク状態に突入。
しかもすぐ横で釣っているS氏のサビキ仕掛けに2匹の3~4kgクラスのブリ様がヒットし、2匹とも無事ゲット。
皆さんのアドレナリンがドバっと出てきたのは言うまでもない。
こちらの船でも最後の最後でアジ子にカンパチらしきヒットがあり、竿がグニャリと曲がり大物と見受けられたが、ドラグがガチガチに締めてあったようでプッツンでありました。
残念!
船酔いのためキャビンでおねんねの方に気の毒だということで、早めの帰港となりましたが全員大満足の釣行となったようです。
最近の大不漁の時の遊魚はハラハラしますね。
連日あまり釣れていないことをこのホームページで紹介しておりますので皆さんご承知のことだとは思いますが、それでも釣りたい気持ちは誰でも一緒でありますので、今日のように前日とがらっと変わって釣れちゃうと船長として嬉しいですね。
自分にとって、普段と違ったお船でのご案内は良い経験になりました。
明日も早朝から出港します。