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せいゆう丸釣行記

2014-08-28 13:27:00

せいゆう丸が係留している内海の内港(避難港)は、台風の時はおそらく県内でも最も安全に係留できる場所だと思っております。

 

しかーし、天は二物を与えずの言葉通り、大潮の干潮の時は大変なのであります。

 

数字で言いますと、潮位80cm位までがなんとか出入り出来る限界の高さで、これ以下になりますとペラと舵を引き上げてようやく進めることができますが、それも潮位50cmまでであります。

船外機艇はエンジンを蹴上げることができますので問題ありませんが、せいゆう丸はシャフト船なものですから、如何ともし難いのです。

 

従いまして、欲張って釣りをしてて入港が遅くなったら悲惨なことになります。

 

およそ6時間は内海湾内で待機を余儀なくされるのであります。

 

そんな訳で、ここ数日は大潮ですので午前中の漁に徹しているのです。

夕方3時頃まで漁をすればよいのですが、朝2時~3時に目が覚める自分は、とても毎日夕方までの長時間の労働は無理なのです。

漁を終えたら5時過ぎにお店に箱の回収に出向かねばなりませんので、遅くなるともうたいへんです。

 

結構長時間働いて活動しているところですが、労働と言えば自由業の自分にとって労働基準法は全く無縁の法律でありますが、健康維持のため自分勝手に自分の労働基準法を作っております。

 

日本国における労働基準法では

 

第一条  労働条件は、労働者が人たるに値する生活を営むための必要を充たすべきものでなければならない。」

 

せいゆう丸における労働基準法は 

 

第一条 せいゆう丸船長は、明日に疲れないよう目標のノルマを達成したら見切りをつけなければならない」

 

と、なっております。

 

まあ、第1条しかないですけどね・・・。

 

 

さて、今日も午前10時で上がりしましたが、昨日に引き続き潮が全く動いていませんでした。

 

7時過ぎからわずかに、「上り潮かなー?どうかなあ?」、って感じの動きでしたが、ありがたいことにアジ子に混じって中アジがパラパラ混じってくれました。

 

9時過ぎに釣れなくなったので漁礁の南側に見切りを付けて、潮下になる北側に回ってみるとボワッとした魚影発見。

「多分アジ子の群れだろうなあ」、と想像しながら、ものぐさのせいゆう丸船長は、得意のイカリをかけないショットガンで仕掛けを海中にドボン。

 

あれあれ、アジ子に混じって中アジが食いついているではありませんか。

 

「やったね!あんた達こっちにいたのね」と、中アジにぶつぶつ語りかけながらすかさずイカリをドボン。

 

釣れる確信が持てると行動が素早くなる船長であります。

 

それから良く釣れて、明日のお店の出品に十分足るだけの量が確保できましたので、法律に基づいて?帰港いたしました。

珍しく3日連続のノルマ達成でありました。

かあちゃんに褒められるかも?