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せいゆう丸釣行記
今日はサボテン沖に出漁するつもりでしたが、昨日の疲れか午前6時まで目が覚めませんでした。
心が折れたからなのか、体内時計まで狂ったようです。
こんな時は、「神様が今日はやめときなさい」と、おっしゃっていると勝手に解釈してお休みするようにしています。
今朝はかあちゃんの美味しい味噌汁と玉子に納豆、そして白いおまんまの朝食がいただけます。
NHKの朝ドラ、「花子とアン」を見て涙ウルウルさせながら、美味しいご飯を食べられる、プチ幸せなせいゆう丸船長であります。
さて、広島では信じられないような災害が起きたようです。
被害に遭われたに方々に心からお見舞い申し上げます。
「何十年も住んでいるけど、こんなことは初めてです」と、家をなくされた方がおっしゃっていました。
本当にお気の毒で、このあとどうされるのかなあと、自分の身に置き換えて考える一方、信じられない=想定外について考えてしまいました。
想定外。
3年前の大震災で、原発事故事故を起こした当事者達がよく使った3文字ですよね。
人様が生きておられる時間と、大きな災害が起こるスパンに大きな差があるので、昔に学ばなければ想定することは難しいのかもしれません。
地形的に見て、起きてしまってから分かることかもしれませんが、数百年か数千年か知りませんが、必ずこのような土砂崩れは起きます。
平地はそうやって形成されるから、平地に住んでいる我々は土砂崩れの跡地に住んでことが多いわけです。
昨日の広島の被災地は山裾まで住宅地が広がっているので、たまたまの土砂崩れに被災者は遭遇したわけです。
大昔の人達が集落を作らなかった場所にはあまり住まないほうが良いかもしれませんね。
西都原古墳群の場所を思い浮かべると分かりますが、津波も来ない・土砂崩れもない・川の氾濫にも合わない、極めて安全な場所に国を作っていたんじゃないかなあと、自分は想像しています。
これだけ情報が発達して、高度の科学技術に支えられて生活している私達は、かえってそれが災いして災害に対して備えや危機感が薄くなっているのかもしれません。
大昔の人達は多分常に災害に怯えて暮らしていたんでしょうね。
それだけに災いに対する心の準備は、現代人とは比較しようのない位の差があるかも知れません。
「逃げるが勝ち」。
いつ襲ってくるか分からない津波が漁の最中に来襲したらどうする?と、常常考えている自分でありますが、命を守るためには逃げることが第一と思っています。
「君子危うきに近寄らず」
昔の人は良い事言ってますね。危ない所には近づかないということです。
一つしかない命ですから大事にしなきゃいけません。
さて、自分は聞かされるといつも不愉快になるのですが、少なくともいわゆる識者と呼ばれる人達には、「想定外」の3文字を使ってもらいたくないですな。
一般人が使うなら別に構わないけど、その道の専門職であろう方々が使うと違和感を覚えずにはおられません。
最悪のことを想定するのがお仕事のはずなのに、頭良いのかもしれないが、意外と昔の人達に学ばなければならない事が多いかも。
自分も自然のお恵みをいただきながら、自然に対し常に謙虚に生きていきたいと思います。