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せいゆう丸釣行記

2014-08-05 16:44:00

今日は予定として、地元の保育園児の航海体験の日でありました。

 

しかし1週間も休漁を余儀なくされている環境の中、航海体験どころじゃないなあ、園児たちがっかりだろうなあと考えつつ、朝の鈍りきった頭でボーっとしていたら、世話役のクラブ会長から、「体験航海するそうですよー」との電話がありまして、慌てて内海港に向かった次第です。

 

堀切峠から久しぶりの日向灘を見ますと、思ったよりうねりは小さいものの波が立っており、とても小さな園児を乗せて航海するような状況ではないと判断。

相談の結果、湾内だけでクルーズすることにしました。

 

せいゆう丸の母港は避難港でありますので、台風時期になりますと漁船がいっぺんに入港し、船同士がひしめき合ってロープが張り巡らせられます。

 

船外機のボートは、エンジンをチルトし蹴上げてロープをやり過ごせば良いのですが、船内外機や船内機はそう簡単にはいかないのであります。

 

ペラや舵が深いところにあるため、ロープを竹で押さえながら一寸法師のように漕ぎながらやり過ごさなければならないのです。

 

何とかせいゆう丸を含めた4艇が避難港を脱出し、魚荷上場に到着したのは午前10時頃。

 

黄色い帽子を被った園児が20数人、いるわいるわ、きゃあきゃあ言っております。

 

数名ずつの園児と先生を乗せて湾内のクルージングをしますと、満面の笑みで喜んでおりました。

 

丁度タンカーが入港してきましたので、出来るだけ近い位置まで近づいて見せてやりますと、その大きさに感嘆の声を上げておりました。

 

今日は、初孫の1歳のお誕生会を家族そろってするのでありますが、2~3年もしたらジイジがせいゆう丸に乗せて、この孫の喜ぶ顔を見ることができるんだろうなあと、何とも言えない楽しみと喜びを感じた時間となりました。