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せいゆう丸釣行記
前日のボウズを引きずっているわけではありませんが、29日は休漁いたしました。
シャレード君の車庫証明交付並びに名義変更のため、貴重な波高1.0mの高条件をキャンセルして、警察・陸運で手続きしてまいりました。
晴れてシャレード君は宮崎っ子となり、本日よりシャレ男と呼ぶことにしました。
シャレ男は、宮崎501 せ 6872 のナンバーを授かり、岐阜からの移動を含め4000km走っております。
相変わらず燃費は30数キロで、燃料補給するまでの日数がかなり長くなりましたね。
なんせ600km近くにならないと燃料計の針が半分以下にならないため、スタンドに立ち寄る頻度が少なくなりました。
自分はシャレードをスニーカーのように感じております。
30年前、かあちゃんと結婚した当時に乗っていたスバルレックスコンビを思い出させるフィーリングですな。
とにかく軽い。頭が特に軽い。
いやいや頭が悪い訳ではなく、転回性能というのでしょうか、ハンドルを切るとクイッと曲がる。
久しぶりにカローラに先日乗りましたが、ハンドルを切るとちょっと間を置いて回り始める。クイッといかない。
キレが良いというのか小気味よい良いというのか、なんとも体にピチッと合う感じがいたします。
親爺どののフィットに乗ると、リニア的であまり好みに合わない感じがします。
どこか落ち着かないというか、静かなんだけどかえってタイヤ音やキシミ音が気になり始め、駄目なんですよね。
シャレ男は、始終ガーガーガラガラ音を立てているので、タイヤ音やキシミなんててんでわかりません。
ドア1枚脱落したらわかるかもしれないが、とにかく騒々しい。
ああそうだ。ハーレーやトライアンフ・W・目黒・ドゥカッティの世界に似ているかも。
連中は(最近よく見かけるバイク好き親爺達)は、トンネルの中に入ると必要もないのにスロットルを頻繁に開閉し、その騒音にうっとり悦に入っておられる。
とにかく騒々しい。
自分もアクセルをパタパタしないけれど、走りながらディーゼルの音に惚れて悦に入っているのかもね。
でもこの車、コンビニにどっぷり浸かった現代人にはお守りはできないかも。
1km走るのに1ccのオイル喰うエンジンて現代にありますか?
1000キロ走ると1リットルのオイルを補給してやらねばならないのです。
車には常に工具とエンジンオイルを常備していなければならないのであります。
ブローバイガスが多いためですが、自分でボンネット開けることないほとんどの方は、そんな話聞いただけで引いてしまうでしょうな。
せいゆう丸はオイルパンのシールが悪いのか、いつもダダ漏れしております。
出港時にはアカと一緒に排出するわけですが、でもなんかそんな手順が面白いのです。
娘の車は、何か鍵に付いているボタンをピッと押すとロックがカチャっと外れ、鍵差し込まなくてもボタンかなんかでエンジンかかるし、ガラスはハンドルクルクル回さずにワンタッチで上げ下げするし、至れり尽くせりなのであります。
でもね、あそこまで労力省いて何するんかね?って気がしますがね。
初期の焼玉機関で、帆かけ船から動力船に乗り換えた漁師さんたちの感動は相当なものだったでしょう。
その感動はエンジン始動の手順を特に厭わなかったと思います。
バーナーで予備燃焼室(焼玉)を温め、クランク位置を合わせ、カム部にオイルをピコピコさし、デコンプで圧縮かからないようにして、ケッチン喰らわないようにハンドルを回してようやくエンジンに火が入る。
ボタンでエンジンが始動する訳ではなかったのです。
漁師はエンジンの構造に精通していなければ漁を行うことはできなかったのであります。
「便利は馬鹿を生む」
自分は自然を相手に仕事をしております。
これからも自然に敬意を払い、ありがたいお恵みを頂きながら謙虚に生きていきたいものだと考えております。
シャレ男、これからずっとどちらかが朽ち果てるまでエコで頑張ろうな。