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せいゆう丸釣行記
25日は潮が下っておりましたが、安定した下りだったためかそこそこイサキが食ってきました。
一本竿だけでしたが、イサキが20数匹 ゴマサバが10匹程度釣れましたよ。
下見程度でしたが、一部市場に出せる位の釣果でありました。
26日は初めて船釣りに挑戦されるIさんが乗船され、午前5時前に出港しました。
船を黄金の瀬に向けてせいゆう丸を東に向けて走らせていると、毎日日の出を見ている自分が惚れ惚れするような素晴らしい日の出を拝むことができました。
東の空には雲一つなく、真っ赤な色したお日様の頭が海の彼方からちょこっと出るところから、だんだん色を薄めながら昇って行く様をじっくり拝見しました。
ありがたや、ありがたやでございます。
しかし日が高くなってくると次第に暑さが増し、ありがたいお日様が憎くなってくるのであります。
人はあまりに勝手な生き物でございます。
さてIさんは、お話を伺うとお魚を料理して食べるのが大好きだそうで、アジのなめろうの話題で盛り上がりました。
お魚を食べたいがために、せいゆう丸に乗船いただいた感じで、自分としては大歓迎であります。
おそらく釣った魚を大事に大事に食べて頂くんだろうなあと考えると、船頭としては本当に嬉しい気分になります。
50分ほどかけてようやく黄金の瀬に着いたものの、潮が動いている気配がない。
移動中から気が付いていたのですが、GPSが示す船速がずっと10km前後だったので潮が動いてない予想はできておりました。
しかし水深の深いところでは流れているケースもあるので、祈りながらIさんに天秤釣りのレクチャーしながら仕掛けを下ろしてみると、やはり下もほとんど動いていない。
魚探を見ても、昨日見られたお魚のキャピキャピ感がない。
「あちゃー、せっかく美味しいお魚を求めて来られたのにー」と、意気消沈しかけたものの、何とか釣って頂きたい思いで待つこと数分。
「ああ何か引っ張ってるう。うわわわー」
初めての船釣りで食いついてきた魚は、よりによって右に左に大暴れするサバ君でありました。
せいゆう丸は横揺れがすごいので、立っているだけでも体がぐらぐらするのに、サバに走られた日にはそりゃあもう大変で、Iさん竿持って踊っておられるようでした。(Iさんごめんなさい)
ようやく取り込めた魚は丸々と肥えたゴマサバで、Iさんたいへん喜んでおられました。
ゴマサバを見るIさんの目は、「どうやって美味しく料理しようかな?」と考えられていらっしゃるのか、キラキラしておりました。
その後風がどんどん変わり、何度かイカリを打ち変えましたがあまり芳しくなく、目的のイサキは数匹の結果に終わりました。
でも途中、Iさんに大きなあたりと引き込みがあり、残念ながらイカリ綱に持って行かれ5号のハリスがプッツンでした。
後ろから見ておりましたが、前日目を離した隙に自分の竿をへし折ってくれた突っ込みに似ておりまして、メジナの3キロオーバーだったかも知れません。
逃げた魚は・・・の言葉通りかも知れませんが、やはりここ黄金の瀬は何か大きなお魚が出没するとこですね。
実に面白くワクワクしますが、こちらが油断した時にお出でになることが多いようです。
南風が出始め、暑さもきつくなったので11時頃納竿し、丁度お昼頃に港に着きましたが大潮のド干潮。
Iさんには手前の漁師の船着場で船を降りていただき、お別れしました。
写真はIさんが釣ったイサキ4匹、ゴマサバ6~7匹、本カワハギ等々が入ったクーラーであります。
Iさん、今日はあまり釣れなく残念でしたが、楽しかったですね。
魚がなくなったらまたお魚確保に来てくださいね。
次回はなめろう用の脂の乗りまくった中アジを釣りましょう。
ありがとうございました。
来月の2日(土)・3日(日)は、娘のお引越しでお休みさせていただきます。ごめんなさい。