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せいゆう丸釣行記
今日は午前中かあちゃんに孫の子守がわたり、自動的に自分に魚の出荷業務が回ったため、本日休漁となりました。
本格的な梅雨を感じさせる風があまり吹かないシトシト雨。
濡れることを嫌がらなければ漁にとってはなかなかgoodな状況であります。
昨日は結局自分だけの海でありました。
雨や霧で霞んでいたこともありますが、1艘も船を見かけませんでした。
幸いにも大型貨物船も全く通らず、穏やかに漁をすることができました。
昨日も一昨日に引き続きサボテン沖に船を進めました。
途中途中で若干の船速が変化するも、穏やかな上り潮と判断し瀬の南側に船を着けてみると、魚探にビッチリのサバ子の反応。
半端じゃない量のサバ子がこの海域で成長されている模様。
そのまま居着いていただいて、売れごろ食べごろになるまで成長されると良いのですが、そのうち育てていただいた恩を忘れ、サッサとどこかに行っていしまうのであります。
サバ子の下には生まれたばかりの岸壁サイズの子アジの群れ。
でもその中に中アジと思われる反応が認められ、イカリをドボン。
サバ子の攻撃をかいくぐって海底まで仕掛けを下ろせたら、中アジよりちょっと小さめなアジが3匹~4匹ブラブラ。
お店に出荷する分はすぐに確保できました。
午前10時頃には釣れなくなったので帰港しましたが、他に2kg位のヒラメとニベを2匹づつ追加できました。
アジの赤ちゃんがサビキに喰らいつくと、そのあたりに潜んでいたヒラメやニベが虎視眈々と狙っているのでしょうね。
高級魚のヒラメはさすがに嬉しいですね。
ところで、サバ子は市場では商品価値ゼロで取り扱わないため釣り人にとっては厄介者で捨てているようですが、売り方を変えれば全部売れちゃいますね。それも単価的にニベよりはるかに高い値段で。
自分思うに、市場と奥様方の間に需給のミスマッチがあるようで、売れ具合を見ていると小さなお魚のほうが人気が高いようです。
そこにはキチンと扱ってやって、鮮度が超高くないと成り立たない事実がありますけどね。
先ほどまで泳いでいたお魚を、最高の状態で処理され食することができるわけですから、ご家庭で漁師しか味わえないご馳走をいただけるのは消費者にとっても嬉しいことだと思います。
おかげさまで、サバ子一匹帰って来ることなく完売が続いております。
奥様方本当にありがとうございます。最後までしゃぶって食べてやってください。
小さな命を無駄にしないよう。
明日(土)は会合、明後日(日)も害虫防除のボランティア活動のためお休み予定でしたが、日曜日も雨の模様となっていてたぶん害虫防除作業はできないと思います。
その時は波さえ低ければ出漁したいと思います。
今日は写真ありませんでした。