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せいゆう丸釣行記
異常気象という言葉をあまり安易に使いたくありませんが、今年はこの言葉をあてはめて差し支えないのではと思うほど、地域によっては猛暑だったり豪雨だったり。
山陰では先月に続いて猛烈な雨が降ったそうで、お気の毒としか言いようがありません。
1時間降雨が100mm越えることなど滅多にあるものではありませんし、自分は幸いにもまだ経験したことがありません。
それが2度も起こるとはちょっと信じがたいですね。
何らかの防災の施設を作ろうとしますと、設計雨量強度を考慮しなければなりません。これは土木の専門用語でありますが、その地域地域に定められた1時間に降る雨の最大雨量でありまして、たぶん土木事務所あたりが決めているのでしょう。
最新の数値は知りませんが、このようなことに関わっていた頃、自分の住んでいた地域はたぶん133mm毎時だったと思います。
「こんな雨が降るものか」と、ぶつぶつ言いながら設計していたものですが、やっぱり降るときには降るもんだなあと最近感心しております。
しかし、この数値は50年確率とか100年確率の世界であるはずなのに、先月に続き今月もほぼ同じ地域で降雨したとすれば、すさまじい確率になると思います。
でも異常気象が日常化してくると驚くことではなくなるのでしょうかね。温暖化の影響が現実味帯びてきているようです。
海も水温が30度近くまで上がり、係留している港の岸壁から見える海中の風景はまるでトロピカルであります。
色鮮やかな熱帯性のお魚が喜んで泳ぎまわっている一方、気のせいかチヌやメジナ・ボラ・スズキといったこの地域定番の幼魚の姿があまり見られないようです。
ところで白真アジの干物の作成過程の写真を載せましたが、塩分を安定させるためこのようにソミュール液に浸す方法をとっております。
なにせ35cmから40cmデカアジなもので、身の厚みが出てきますから、安定した塩味を保つにはこの方法がベストだと考えております。
ちなみに写真の白真アジは35cmクラスです。