Welcome

Information

せいゆう丸釣行記

2013-06-27 15:35:00

久しぶりに海上はべた凪になり、久々に白真アジのお顔拝見したく朝2時起床。いや、干物にする原料が無くて困っていたので、張り切って家をでたのが2時30分。

 

ケイリシャスの白真アジ干物は、専用船黒潮丸で漁獲されたものでしか作りませんので、海に出られないと干物を作ることが出来ないのです。原料仕入れはしないので、とにかくひたすら白真アジを釣りまくらねばならないのです。

 

朝食の材料と氷を確保して港に着いたのが午前3時30分。今日の朝食は、絹ごし豆腐の冷奴、白ご飯、納豆、いり卵、味噌汁でした。

黒潮丸には発電機・電子レンジ・IHコンロ・コーヒーメーカー・電器ポットが備わっていますので、自宅と同じ料理がいただけます。

 

コーヒー飲んで朝食も終わり、さあ気合を入れてエンジンスイッチオン!

ドルルルルル・・・・ あれ、ヤンマーの雄たけびが聞こえなーい。

もう一度スイッチオン! 「じぇじぇじぇ セルモーターが回らないではないか。これは一体どうしたことだ?」、半分パニクリながら考えるが理由がわからない。昨日まで何の不安も無く動いていた船が動かない。

 

まあ母港で定位置につないだ状態でのことだから、別にあわてまくる必要は無いのですが、「白真アジが・・・・白真アジが・・・・」の思いが頭を駆け巡り、復旧作業に即着手。

しかしデッキライトがあるとは言うもののあたりは真っ暗。しかもエンジンスペースはきわめて狭く、セルモーターの位置は一番下。整備作業は慣れているけれど思うように作業が進みません。

結局取り外して、清掃して、テストして、故障しているのが確認できたのがお昼前。ヤンマーにセルモーターの新品価格を確認したら、「10万円ですね」と営業マンの電話先での明るいご返事。

 

「そんなお金ないしー・・・」 と、若い子のように呟いても白真アジを釣らなければ干物が出来ないしー。

 

そうだ船を乗り換えよう。そのためのバックアップ船じゃないか。

 

そんな訳で、お昼ご飯食べたら船の中身のお引越しが始まり、午後3時過ぎ完了。

 

明日からはちょっと古い漁船だが、しばらく予備船で白真アジを釣ることにしまーす。

 

あー太平洋の真ん中でなくて良かった。