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せいゆう丸釣行記

2022-03-31 03:08:00

一旦は130ドルまで上昇したWTIの原油価格だが、コロナでのロックダウンで中国の経済が失速するとの見通しで、最近は100ドルちょいまで値を下げてる。

 

 

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さらに3月10日から石油元売企業にガソリン補助金を、リッターあたり5円から25円に引き上げたたらしいが、ガソリン価格は全然下がってない。

 

しかもガソリンだけでなく、灯油・軽油・重油にも出してるそうだから、全ての燃油が補助金25円の恩恵を受けなければならないはずだが、まるで変化が無い。

 

補助金は3500億円にもなるという記事を見たことあるが、かなりな金額になるのは想像に難くない。

 

 

 

ではそんな巨額な税金が、どこにどれだけ投入されてるのか、効果は如何ばかりなのか、検証したらこうでした的な話をサッパリ聞いたことが無いですわな。

 

税金を受け取ってるのが石油元売企業のENEOS、出光興産、コスモ石油、太陽石油、キグナス石油の5社であろうが、もともと油業界は昔から官との利権が絡み合ってとにかく複雑だと聞いたことあるので正確には分からんが、まあそんなところだろう。

 

 

 

問題は経産省が税金投入のビフォーアフターを積極的に公表しないことですわな。

 

なんとなく分からないようにうやむやにして、非常に美味しい天下り先として便宜をはかって、将来官僚様達が天下りする際に有利になるためじゃないかと、そんなうがった見方になるのは自然な流れではなかろうか。

 

 

 

どうも油業界はいつもながらスッキリしたところが無いですがね。

 

 

 

過去に原油価格が100ドル前後だった2014年のガソリン価格を調べてみると、リッターあたり160円近辺だったから、為替相場で多少は変わるだろうけど、25円の補助金もらって現在の175円以上の価格は間違いなくおかしいと思う。

 

補助金がなければ200円ということになり、明らかにおかしいと言わざるを得ない。

 

さらに巨額な税金投入されてるこの問題について取り上げて、「これはおかしい!」と声を上げた政治家はまだいらっしゃらない気がするけど、なんでだろう?

 

 

 

政府は「ガソリンを170円程度に抑えてくれれば補助金はご自由にお使いください」と、元売り企業にボーナス感覚で税金投入しているとすればすぐにやめるべきで、速やかにガソリン税を下げるべきだと思うが、「そのあたりはなかなか」とぬかして絶対に減税はしない。

 

 

財務省という役所は税金集めが仕事とは言え、3500億円を特定の企業に出しても構わないけど、同じ額の税金 が入らなくなるのはまかりならんみたいなんだわ。

 

公平性がどうかといった観点はどうでも良くて、とにかく税収が減ることには堪えられないということなんだろうなあ。

 

石油元売り各社の今期決算は、凄いことになりそうですなあ。(笑)

 

 

 

さあて、お天気が安定しないのでここのところお休みしてまして、昨日の日向灘は妙にユラユラした波が押し寄せてて、見ただけで気分が悪くなりそうでした。

 

やっぱり出なくて正解でしたわよ。