釣倶楽部　せいゆう丸　

昨日は「ここまで徹底的に潮が動かなくても良かろうに・・・」と嘆きたくなるような日でした。　

とにかく一日中オモリを必要としないくらい潮が止まった状態で、しかも午後には風が収まり向きがコロコロ変わったため船の位置が定まらず、最悪の展開になっちまいました。

夕方遅くまで粘ってみるも虚しい餌巻きを延々と続けるだけで、全くお話にならない結果になりましたわい。

悪い時には悪いことが重なるもので、失意の中で帰港してると港まであと少しの所で、突然警告ランプが点灯し警告ブザーがけたたましく鳴り始めた。

すぐにエンジンの回転を落としギヤをニュートラルにしてエンジンルームを覗いてみると、冷却水がなくなってて水蒸気がモウモウと立ち上ってた。

補充用の冷却水は常に大量に載せてるのでこんな時でも慌てなくて済むが、補給してみると5リットルくらい入ったので、熱交換器部の冷却水はほぼ空になってたのでありましょうよ。

帰港して皆さんとお別れしてエンジンルームを点検してみると、まあ人間に例えてみれば「大動脈瘤破裂」って感じでしょうか、奥の奥で手の入らない場所から冷却水がダダ漏れしちょりました。

「せいゆう丸、ここに死す。」

今日を楽しみに待っててくださったお方には本当に申し訳なかったけど、緊急事態発生で船止めさせていただきました。

ホント、ごめんなさいです。

問題は修理可能かどうかでありまして、今日・明日・明後日の3日間で復活出来るかどうかですわな。

本当に、遂に、とうとう「廃業」の日が到来したのかも知れませんねぇ。