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せいゆう丸釣行記

2021-11-28 04:58:00

随分と昔に、サントリービールのコマーシャルで「凄い男がいたもんだー・・・あんたが一番私が二番ドンドン!」てな歌が流行ったけど、まさにそんな男に出会えましたわ。

 

先日来、世界の冒険王さんの船外機載せ換えをされてた串間のメカニックさんは、次々に出て来る想定外のトラブルを見事に克服されて、昨日夕方無事に試運転までこぎつけることが出来ましたわい。

 

 

 

そのエンジンはヤマハの4サイクル115馬力船外機で、前の所有者の何らかの失敗でコンロッドが1本曲がってバラしてあったジャンク品だったものを工場で組み上げ、なんと港の中で取り付けてしまうという離れ業を見せてくれた。

 

さらに、電子進角を決めるフライホイールの位置決めキーが金属疲労で折れてたり、燃料噴射ポンプに燃料を送るラインの不具合といった想定外のトラブルを発見して、見事に現場で対応出来たのには驚きましたなあ。

 

と言うのも、ガソリンエンジンの不調の場合、燃料系統か電気系統かいずれかに問題があるものなんですが、今回の場合両方に問題を抱えた複合要因だったので問題点を突き止めるのは非常に困難だったと思われたけど、心折れることなくよくぞ完成させたものだと感心した次第です。

 

多分普通のメカニックでしたら「無理です」か「新品の船外機を載せ換えしましょう」になるだろうけど、最後まで諦めなかったですがね。

 

結局、メカニックの技量ってのは、経験とか場数をどれだけこなしてきたかによるみたいで、そのメカニックさんは重機・自動車・マリンエンジンなどあらゆる分野の機械の修理に携わってきたらしく、ディーラーの社員メカニックみたいな部品交換屋では無いですわ。

 

頭の中は常に「いかに確実にしかも安く仕上げられるか」「なにか流用できないか」で占められているようで、値段だけ高くて楽なアッセンブリー交換は最後の最後しか選択しなさそうにあります。

 

昔の昭和の時代には沢山いらっしゃった、町工場の修理屋さんみたいなお方でしたわ。

 

 

 

自分も、自分には到底出来ないようなせいゆう丸な修理を今後依頼する予定ですが、それによりせいゆう丸の寿命が延びることになりそうです。

 

そう考えると、のしかかってた重しが取れた気がして、心が軽くなった思いであります。

 

串間に拠点を置いてるけど行動範囲が広くて、宮崎市も守備範囲らしいので船のことで困りごとがあったら相談してみると良いと思います。

 

ちなみに「串間マリンのブログ」にあらゆる機械の修理日記が掲載されてるのでチェックしてみると良いよ。

 

 

 

串間マリン  北村敏雄代表  080ー4695ー0563

 

ぼくとつとした風貌で決して愛想が良い訳じゃないけど、仕事に誠実な6人の子供のパパさんです。(笑)

 

 

 

さてと今日も北東からの風が強くてお休みにしてますが、明日はどうにか出られるみたいです。

 

月末なので1日でも出ておかないと、督促状がどひゃっと来てしまいますからねえ。(笑)