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せいゆう丸釣行記
「今日のお魚さんのご機嫌はいかがですか?」
昨日のお昼頃、出漁したお友達の漁師に電話で聞いてみた。
「まだゼロ匹じゃわい!」
日々数十キロものアジを釣って市場に卸すのを生業にしてる漁師が珍しく釣れなくて苦しんでおりました。
やっぱり昨日は出なくて良かったと思い宮日新聞の市場の魚価で確認すると、なんと1kgあたり2000円を超えていたので、全般的にアジが不漁なんだろう。
巾着網船団がやって来て根こそぎ採って市場に卸すと、アジの単価がkgあたり500円以下になるので、彼にとって今が稼ぎ時なんでしょうが、釣れなきゃどうにもなりませんわな。
自分の場合シケでない限り毎日海の中を魚探を通して見て回ってますが、同じことを繰り返していると結構分かることがありまして、それはお魚が入れ替わらない時があるということであります。
特に2年以上続いている 「黒潮の大蛇行」 以来その傾向が慢性化している感じで、劇的に海の様子が変わることがほとんどなくなりました。
ここのところずっと潮が動かない日が続いているので、大蛇行が終息しなきゃ苦しい日が続くことになりそうです。
てな訳で、昨日は敢えてお休みしてゼファーボートの試走・試運転をしてまいりました。
まだ暗いうちに親宅の車庫からボート・エンジン・オール・空気入れ等々を取り出して車の中に積み込んで、いざ出発。
途中内海に立ち寄って、義兄から貰った壊れて動かなくなった草刈機のキャブレターを交換して調整したら立派に動き初め、テストのつもりで陸揚げ艇が置いてあるスペースの草刈りをしてみたが、バッチグーでありました。
これがアマゾンから取り寄せた草刈機のキャブレターですが、とにかくアマゾンで調べればこんな小さな部品も格安で自宅まで届けてくれるから、あれこれ修理するのに楽になりましたがね。
2サイクルエンジンは構造がほとんど竹筒みたいなもので簡単でしかも軽いから、自分は大好きであります。
それから大堂津港に向けて海を横目で見ながら車を走らせましたが、沖はベタ凪ぎのようで何隻ものプレジャーボートが沖で釣りをしていたけど、果たしてあのお船達の中でお刺身ゲット出来る船はいるだろかと思いながら心地よい秋風を感じながらドライブを満喫出来ましたわ。
大堂津港に到着すると宮崎大学のヨット部の練習は行われてなかったので、遠慮なくスロープを使わせてもらうことに。
これが総重量が100kg前後のゼファーボートのパーツ群の全てであります。
エアーを入れる前のゼファーボート。
ほぼ入れ終わった状態ですが、ここから電動高圧ポンプで規定の気圧まで空気を充填してパンパン状態にします。
そしてドーリーと呼ばれる移動を容易にするタイヤを取り付けたり、手漕ぎのオールを取り付け、船外機と燃料タンクを乗っければこんな感じで完成となります。
ちなみにドーリーは海に浮かんだらこうやってはね上げて、走行中の抵抗にならないように出来てます。
走っている時のお写真です。
これは帰って来て船をひっくり返して乾燥させてる時の船底の写真ですが、カタマラン構造のため気室の下にもう一つ頑丈な気室がありまして、この気室がキス釣りの時に横流しする際水の抵抗になって風で船が流されるのを防いでいるようになっております。
まあ、ざっと組立・試走・収納まで一人でやってみましたが、問題点も何点か出てまいりました。
① 片方のカタマラン気室にエア漏れが生じてた。
② トランサム(船外機を載せる板部)周辺から海水漏れが少し生じてた。
③ 底板はフロアーエアマットでは少々頼りなく、釣りをするなら合版の底板にすべき。
そして一番の問題点
④ 自分はいつまでも若くはなかった。(笑)
ボートをドーリーで楽々スロープを登るつもりでしたが、100kgのゼファーボートを車の横まで運ぶのに 「ハーハー、ゼーゼー」 で、無事上げたら太ももが 「ワナワナ、プルプル」 状態でありました。
でもまあ、とりあえず自分一人でなんとかなることが分かったのは良かったので、あとは慣れの問題だろうね。
船外機も絶好調でさほど回転を上げることなく速く進めるし、何より人が立っても安定しているカタマラン構造がありがたいですわ。
と言うことで、来週船検受けて書類が来たら、波が高くて沖行きがお休みの日に、南郷の贄波の浜でかあちゃんとキス釣りしてみることにします。
おふくろがまだ分かる間に、大好物のキスの天ぷらを食べさせましょうかねえ。
水曜日はおふくろの病院の日でお休みで、今日・明日は荒天模様なのでお休みになるため、問題解決の作業をすることにしますわ。
頭の中はゼファーボートのことで一杯になっちょりますわよ。(笑)