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せいゆう丸釣行記

2019-05-20 03:00:00

昨日の話題の続きを。

 

 

 

自分の時代は、父親が働いて生活費を稼ぎ、母親が子供を育て家庭を守るのが当たり前の考え方でした。

 

休日の子供の運動会や発表会などには 「そんなの女房に行かせて、お前は出勤して仕事しろ!」 と平然と会社から言われた時代である。

 

組織に服従して我慢して頑張り通せば、年を取った時に必ず良いことが訪れると、信じさせられてたから頑張って来られた。

 

 

 

ところが今になってトヨタ自動車の豊田社長までが 「終身雇用はもう無理だ!」 と言い始めたではないか。

 

 

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「これまでみたいにあんたらを最後まで面倒見れなくなったから、よその会社に行っても良いよ。収入が足りない部分は副業で賄っても問題視しないから大丈夫だよ。」 と、いつの間にか手のひらを返したように 「忠誠心一切不要」 と宣言するようなあんばいだし、昨日この欄に書いたように未来投資会議において、70歳までの就労機会確保するには必要だと、それらを後押しするような内容を企業の努力義務だと決定している。

 

つまりは、自分の時代に美徳とされた 「組織に対する忠誠心」 はもはや組織にとっては厄介なだけで、 「組織に属してもらってはいるけど、個々が独立した立場で仕事をしてくださいね。決して最後まで面倒はみませんから。」 てな感じに、雇用する側とされる側との関係が、明らかに変化したみたいだね。

 

 

 

思い起こせば今から10年近く前の自分が50歳前後の頃、めちゃくちゃな民主党政権下の不況真っ只中で倒産・破産する企業が続出する中、ヒヤヒヤしながら債権回収を毎日必死にやっていたが、その頃に 「副業も有りじゃないか」 の議論が社内でなされたような記憶がある。

 

業績が悪くなると、コストに占める一番大きい人件費を抑制することは往々にしてあることだが、 「副業も有り」 の文言を聞いた時にさすがに何か違う雰囲気を感じたものだ。

 

それがきっかけという訳ではないけど、自分はどうしてもゴルフってやつが出来なかったのでゴルフ好きのお客さんの接待が出来なかったけど、釣り好きなお客さんも結構いらっしゃることに気が付いて、接待ゴルフならぬ接待船釣りを始めた訳なんですが、 「これはなかなか面白いぞ」 と直感したことが、今の自分につながってる次第です。

 

 

 

結局自分は、長年の努力が実ることなく失意の中に自ら自由人になる道を選び、あれこれやっているうちに今のスタイルに落ち着いて昨年還暦の60歳を迎えた次第ですが、最近巷では 「定年準備」 とか 「定活(定年後に向けての活動)」 などの定年本の売れ行きが好調らしいく、週刊誌の特集でも 「定年後の資産運用」 などの定年テーマが良く目につきます。

 

それらの内容の共通点は 「定年を迎えたけど、こんなはずじゃなかった。」 ということにならないように準備が必要ですよ! ってところかもな。

 

 

 

あれれ、時間になったのでもうやめますが、今日はレンタル艇のはたはた君の定期検査の日なので準備があるのでそろそろ出立しますわ。