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せいゆう丸釣行記
昨日の海はウネリと北風のピッチの短い風波と相まって、かなり荒れてましたなあ。
そんな中 「三半規管が壊れた世界の冒険王」 さんは、こともあろうに黄金の瀬で釣りをしていたらしく、揺れを感じないと激しい上下動も全然へっちゃらなんだろうかねえ。
怖いのは黄金の瀬のポイントの水深が5m前後らしく、チョイと大きなウネリが来たら波が返って即転覆してサメの餌になるだろうよ。
冒険王さんはそんなことは全く考えないようで、危ないことを冒険と勘違いしてそれに優越感を覚えるタイプなので、運が良ければ何も起こらんだろうが、そのうち新聞沙汰にならなければ良いのですが。
さてと三半規管の故障の話ではないけど、年を取ると難聴になりがちなのは良く知られておりますが、難聴と認知症と関係が深いことはあまり知られてないのではないでしょうか。
今朝はネタがこれといって無いので、おふくろを例にとって難聴と認知症について書いてみたいと思います。
その前に加齢性難聴の原因についてですが、大半は三半規管の奥にあるカタツムリみたいな 「蝸牛」 の中の 「有毛細胞」 が加齢とともに折れたり曲がったり抜け落ちたりして、音を感じるセンサーの役目をしなくなることから起きるそうで、高音域から聞こえにくくなるのが特徴だそうな。
テレビの音が聞こえ辛くてやたらボリュームを上げたりし始めると、加齢性難聴の可能性があると言われてます。
思い起こすと確かに15年前頃から両親ともテレビの音が聞き取りにくくなったみたいで、近くにスピーカーを取り付けてやった記憶がありますが、どうやらあの頃から難聴が始まったみたいです。
その後おふくろの難聴が進み補聴器を装着するようになり、特に日常生活に不便をきたすことはなかったようですが、気が付かないうちに少しずつ彼女の様子に変化が起きるようになりました。
「聞き返すことが多くなる」 「聞き返されてこちらが面倒な表情をすると遠慮して分かったフリをする」 「同じことを何度も言う」 「今まで何気なく出来てた料理が出来なくなる」 「いつも何か探し物をしている」 「鍋の蓋を何度も開けて中身を確認する」 「同じ食材を買う」 「コンロに火をつけたまま離れて忘れる」 「朝起きる時間が極端に遅くなる」 等々の変化が起きるようになりましたが、問題は自分を含めた周りの人の理解の無さでありまして、あれだけしっかりしてたおふくろがだらしなくなってる様子に 「しっかりせんか!」 的に叱ったり否定したものですが、今思うと本当におふくろに申し訳ないことをしたものだと、申し訳ない気持ちで一杯になりますがね。
一番辛かったのはおふくろ自身だったはずで、 「おかしい?こんなはずじゃなかったのに。何で?」 と自分自身を情けなく思ってたはずなのに、それこそ畳み込むように周りから 「しっかりせんか!」 と叱られたりするものだから、すっかり気落ちして認知の症状が一気に進んだように思われます。
こちらが認知症に対する勉強が全然出来てなくて、おふくろに随分辛い思いをさせたと気が付き、専門の病院に連れて行くとアルツハイマー型の認知症の初期段階と診断されましたが、おかげで毎日服用している薬が彼女に合ってるみたいで、今のところ何とか進行を食い止められてるようです。
難聴になると耳から入る情報量がめっきり減る関係で認知症を起こすきっかけになりがちらしいのですが、その当時はそんなことを全く知らずにきちんと対策をしてやれなかったのが悔やまれるところですが、今では自分を含めた周りの人間がおふくるはそんな病気なんだと受け入れられるようになったことで、比較的円滑な生活を送れるようになったみたいです。
もう過去には戻れませんが、認知という病気が引き起こすであろうこれからの出来事に適切に対策を講じてやらねばと思う今日この頃であります。
そんなことでお休みの今日は、以前から火事の心配をしていたガスコンロのグリルが使えないよう、グリルのガス配管を改造しますが、その代わりに火事の心配が無い電気グリルを用意しました。
このグリルの同じ物を我が家でも使用してますが、なかなかのスグレモノでして、魚の塩焼きが美味しく出来上がり煙もほとんど出ないのでたいへん重宝しております。
慣れるまできちんと使っているかしばらく見守ってやらねばなりませんが、とにかく火災を起こす最悪のことにならないように気を付けてやらないといけませんねえ。
お休みが長く続いてますが、この間遊漁船登録の更新とか係留地の申請だとか、年度末であれこれご用がありますのでそちらの手続きをしております。
多分あと1週間は出られる日は無さそうなので、親のことを中心にあれこれしたいと思います。