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せいゆう丸釣行記

2018-08-30 03:19:00

恐らくほとんどのお方は、船に乗って行って釣りをすればお魚が釣れないはずは絶対に無いとお思いでしょうが、ところがどっこいお魚釣りはそんな単純なお遊びじゃございませんで、どんなに頑張ってお魚の居場所を探し回っても、お魚にしか分からん何らかの事情があって、食欲無くて全然釣れない時があります。

 

昨日がそんな日でありました。

 

 

 

出港時間は午前7時。

 

コテコテにキャラが立ってチョイと面倒くさいF爺のお守り役として、タコ釣り名人さんと、昔からの腐れ縁らしい谷爺のお二人を起用して 「いざ出陣」 と臨んだが、どこの船か知らないが最近やけに自分のフィールドに朝早くから陣取るお船が昨日の朝にも来てて、まずいことにイカリを打ちたい場所にそのお船が居るものだから、結局断念せざるを得なかったけど、あの船本当にどこから来るのだろうかね?

 

仕方ないので一昨日好漁したポイントに行ってみると一昨日と変わらぬ魚影が出てたので 「今日のお仕事は終わったな。」 とほくそ笑んだのも束の間、全くアタリが無くて沈黙状態。

 

間違いなくアジの群れが船の真下に居るのだけど、全く口を使う気配が無く、延々と餌を撒く作業を行うけどまるで喰ってくる気配のケの字も無い。

 

そう言えば、お友達の漁師が近くで漁をしてたので聞いてみたら、やはりお魚に食い気が無くて話にならんと言ってたなあ。

 

 

 

虚しい餌撒きの時間だけが容赦なく経過するのだけど、クーラーの中にはアジが数匹だけと信じられない状態だったのでそんな状況を打開すべく、意を決して沖のアジの巣床に移動する決断をしたのであります。

 

 

 

沖に行くのに何か大袈裟だと思われるかも知れませんが、ここ最近お昼頃になると南寄りの強烈な風が連日吹き始めピッチの短い尖った波が押し寄せてくるので油断ならないのと、もし上りの激流が来てたら釣りにならないという二重のリスクがあるから 「ホイホイ」 と簡単に沖に行けない事情があるのですわ。

 

だが昨日の状況ではF爺が満足するはずも無く、 「おおい船頭、こりゃどうなっとるんかい? わしゃ釣れる所に行って釣れれば文句は言わんとよ!」 との例の恐ろしいお言葉がそろそろ出てくる頃だろうと思い、沖行きという苦渋の選択を余儀なくされたのであります。

 

 

ところが行ってみるとまだ風は出てないし、潮もほとんど動いて無い状態で魚影も出てたので 「やっとこれで今日の仕事は終わったわい。」 と安心してデカアジが釣れ始めた様子を見届けてお休みしてたのですが、しばらくしたら何故かリールの音がしなくなった。

 

このポイントは上り潮の時は絶好調で釣れるけど、一旦下りになると三々五々とお魚が散ってしまう傾向にあるのですが、どうやら止まってた潮が下りに転じたらしくお魚が全く居なくなってしまったみたいです。

 

お魚がデカイので口切れが多くて、F爺のサポート役の谷爺は4~5回ほどお魚をかけるけど途中で逃がしてしまうものだから、残念な結果に終わってしまいました。

 

 

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結局タコ釣り名人さんがいつものように竿頭でしたが、それでもデカアジとチダイとで10匹程度の極貧漁となっちまったが、どんなに頑張っても努力しても報われない時もありますわな。

 

到底叶わぬ夢ではありますが、自分のポイントの潮の流速がタイムリーに分かるようになれば、効率的なポイントの組み立てが出来てより安定した釣りに貢献することになるのでしょうが、今の時点ではそれこそ 「勘」 しかないので、毎日沖に行ってその 「勘」 を鍛えて研ぎ澄ますことしか無さそうですねえ。

 

 

 

さてと、昨日の大貧漁を引きずってても仕方ないので、今日は気を取り直してお刺身を確保しに出掛けないといけませんわな。