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せいゆう丸釣行記

2018-08-20 03:32:00
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 (この写真はイメージです)

 

 

 

 

女性だからと言って差別したり特別扱いをするような偏った考えには猛烈に反対するけど、海の遊びに積極的に能動的に関わる姿勢に対しては大いに賞賛したいと思っております。

 

とりわけお船を操ってお魚を釣るという行為には技術的な課題と同時に体力を必要とする要素があるから、不向きとまでは言わないけど女性にはなかなかハードルが高い分野とも思えるけど、昨日凄く元気でお若い女性船長のレッスンをしてまいりました。

 

 

 

昨日は 「晴れ」 との天気予報に反して朝から雨模様で、内海近辺も時々しょぼしょぼ雨が降っておりました。

 

カレーうどんを作って食べてキャビンのベッドでゴロリとなって、メル友のレレレのおじさん達にメールをピコピコしてたら、コテコテにド派手な真っ赤な車が到着して 「おはようございます。せいゆう丸さんですか?」 と電話でレッスン依頼をされた男性からご挨拶をいただいたが、助手席にはお若くて明るくてお元気そうな女性のお姿が。

 

良く良くお話を伺うとレンタル艇の操船レッスンを受けられるのはその女性でいらして、相棒の男性はどうやらサポート役のようだ。

 

船舶免許を取得した動機をお伺いすると 「美味しいお魚を釣って食べたい」 という至極ナチュラルで自然な欲求からだったということが判明し、自分はその動機を知って俄然レッスンする意欲が湧いてきたのでありました。

 

 

 

と言いますのも、流行りとか皆がやってるからといった流れ的な発想での行為と、動物として人間として自然に湧き出る欲求での行為には深みに雲泥の差がありまして、達成するためには一生懸命努力するという部分に大きな違いが出てまいります。

 

ですから 「遊びたいから 食べたいから」 という欲求がある限り、頑張って努力して上達するだろうなあとピンと直感し、雨の中のレッスンと相成った訳であります。

 

そのお方は操船したのが免許を取得したとき以来という、ほぼ素の状態のようで、 「こりゃ教え甲斐があるわい」 と、張り切って入出港のルートの説明から始めることにしました。

 

 

 

経験的に感じるのですが、真っ白な状態のお方のほうが遵守すべき事案を刷り込みやすいので後々の安全運航を続けることが出来ますが、下手に経験をお持ちのお方の中には時として海をなめてかかる傾向があるので、その辺注意が必要なんですわ。

 

サポート役の相棒の男性にも覚えてもらうように分かりやすく教えたつもりですが、とにかくお船を真っ直ぐ走らせるところからのレッスンだったから、これから色々覚えて技術が身に付くまでは何度もレッスンが必要となりますが、独り立ちできるまではこちらも手を抜かずに一生懸命レクチャーしたいと思います。

 

 

 

今までレッスンを受けてこの文章を目にしたお方の中には 「それって若い女性だからなのか、何か自分の時と対応が少し違わないかい?」 とお叱りを受けそうな気がしますが、ハイその通りでございます。(笑)

 

 

 

とにかく 「習うより慣れよ」 ではありますが、海のお遊びには 「してはならない」 事が多いので、この際その 「してはならない行為集」 なるパンフを作成してレンタル艇の船長さん達にお渡ししようかと思ってます。

 

みんながずっと気軽に気楽に楽しく安全に海のお遊びが続けられるように、自分ももっと努力しないといけないなあと思いますわ。

 

それが 「釣倶楽部せいゆう丸」 の真の目的ですからねえ。

 

 

 

さあて台風がダブルで近づいて来ますので、これから内海に出立してロープを厳重に繋いで、転覆したり損傷受けたりしないようにしましょうかね。

 

それにしても、こうして毎日〃やらなきゃならないことが湧き出てくるものだと、本当に感心しますわ。

 

還暦になってあらためて 「貧乏暇無し」 のことわざを噛み締めながら、それでも毎日を結構楽しんで暮らしている今日この頃であります。