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せいゆう丸釣行記

2018-08-12 03:30:00

昨日の朝は予報と違って雨が降り始め、堀切峠から海を観察すると霧で視界がかなり悪くウネリも結構ありました。

 

中止して正解だったと思ったけど、土日の週末に荒稼ぎしたいお船にとってはこの程度の海況だったら当然出て行っただろうが、それが釣り客にとって楽しいことになるかどうかは分かりませんわな。

 

金銭的都合で強行して出るか、お客様が楽しく遊べることを優先して次回のお楽しみにしてもらうかはそのお船の考えかた次第でしょうが、人様の命を預かっている以上無理は禁物だと思いますがねえ。

 

 

 

さてと昨日港に移動する途中にラジオを聞いていたら、自民党の杉田衆議院議員が 「LGBTのカップルには子供を作る生産性が無い」 と、彼らに税金を使うことはいかがなものかと疑問を呈した寄稿文の内容を取り上げて報道してましたが、未だに差別思想の前時代的な考えのお方がいるものだと思いましたね。

 

 

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杉田衆議院議員の寄稿文の内容が、 「子供を産まなきゃ生産性が無いから不要だ」 と言う主張そのままだとすると、欲しくても子供に恵まれない女性や、結婚せずに子供をもうけない女性はこの世に不要な人間ということになり、間違いなく生産性の有無で人を差別する恐ろしい思想をお持ちのお方だと言うことになりますわな。

 

数年前に相模原市の身体障害者施設の入居者が、その施設の当時26歳の若い職員によって19人刺殺されて26人の入居者や職員が重軽傷を負わされた事件は記憶に新しいが、そんな前代未聞の恐ろしい犯罪に至った背景には 「世の中に役に立たない人間は生きる資格はない」 的な間違った思想があるようだ。

 

 

 

優生保護法にしても、ハンセン病隔離政策にしても、身体にハンディキャップを持つ人は将来の日本人の種に悪影響を及ぼすうえ生産性が低いから不要だという、明らかに誤った思想から作り出された政策だったと今では広く認められてるのに、それでも未だにこんな馬鹿げた発言を雑誌に寄稿する愚かな国会議員がいることに驚愕してしまう。

 

宗教と政治の問題が複雑に絡まったホロコーストも根底には同じ思想によるものだと思うが、 「不要な人間は存在しなくて良い」 的考えは、時としてあのような不幸な大虐殺の歴史を作ることさえある。

 

とりわけ今回の寄稿文にあった 「生産性」 の文言には強い違和感を持たざるを得ない。

 

仕事が出来る・子供を作れる・社会に貢献する人間が生産性があるという考えはあまりに一方的で偏った思想であり、見方を変えると杉田衆議院議員のように尖った思想をお持ちのお方は不要な政治家で、税金を投入するに値しない人間だと烙印を押されるかも知れない。(自分としては国会議員として不適格で不要な政治家だと思うから、直ちに議員をお辞めいただきたいけど)

 

 

 

とにかくこの世に生を受けた人に不要なお方は一人としていらっしゃらず、誰もが何らかの役目を担って存在しているというごく当たり前の常識を身につけることなく、間違って国会議員になられたのは、このお方にとっても日本国にとって誠に不幸なことだと思います。

 

現代社会では多様な生き方が認められ、それを可能とするため皆で支えあう社会作りを目指す方向にある訳ですが、こうした流れに逆行した思想を持つ人物に権力を持たせることが無いよう、我々は政治家や行政の動きを厳しくチェックしないといけないね。

 

油断していると、年金で生活している高齢者は生産性が低いから、税金を投入するに値しない不要な人達との烙印を押されかねないよ。(笑)

 

 

 

さてさて、どうやら15日頃までは駄目っぽいなあ。

 

雨が降らなければ整備や掃除などしたいが、暑いので家でゆっくりすることが多分多いかも。