釣倶楽部　せいゆう丸　

スパコン予想のGPVを見てたら、来週中盤以降はいくつかの台風が日本列島を直撃しそうだね。

報道を見ていると各地で危険を伴う猛暑が連日続いているようで、温暖化に伴う蓄熱エネルギーが有り余ってるだろうから不思議ではないけど、１個の台風で大体１週間は沖行きが駄目になるから、今月も月末が恐ろしいことになりそうなのであります。

だから行ける時に行っておかないとお刺身が食べられないことになりますが、昨日はシケ明けで不安を抱えた出港となりました。

出港時間は６時半。

雲行きが怪しくて小雨が降る中の出港でしたが、とりあえず潟を探索してみるとボワリとしたアジ子と思しき魚影が出たのでイカリをドボンしてみました。

あわよくばカンパチでも来ないかとプルプルさせてみたけど、残念ながらそれらしいアタリは無かったものの中アジがサビキに数匹喰ってきた。

それにしても昨日の潟は波はいやらしかったですわ。

恐らく潮がぶつかり合って生じた波だったのでしょうが、妙にとんがっててあちこちの方向から波が来て船を揺さぶるものだから疲れてしょうがない。

さらに中アジのアタリも無くなりほとんど潮が動いてなかったから、久しぶりに思いっきり沖に移動してアジの巣床を探索してみることにしました。

アジの巣床は上り潮の時に驚くほどデカアジやチダイが居着くポイントなんですが、台風１２号でシケてる間に速い上り潮がやって来てたみたいで、うっとりするような魚影が出ておりました。

ところがところが上り潮が速すぎてイカリが外れてしまうほどの上り潮でしたが、ロープを１５０ｍほど出してようやくポイントに着けることができたものの、仕掛けがあっという間に流されて釣りにならない。

そこから皆さん頭をひねってあれこれ試しておられたが、やっとのことで一晩お刺身楽しめる程度にデカアジをゲットされておられました。

やっぱりアジは良いですねえ。

過去に自分で釣って生産者直売所で売ってた経験がありますが、一番先に売れるのがアジで、それに続いてサバ・イサキ・サゴシなどが売れたけど、意外に売れ残ってたのがタイ類でありまして、正月前以外はあまり需要がなかったですねえ。

奥様達はなんと言ってもアジが皆さん大好きなご様子なんですが、美味しくてお料理しやすいのが一番の理由でしょう。

タイラバなんぞで何キロもあるどでかいマダイでも釣ってきたならば、恐らくほとんどの奥様が処理が出来ないし、身割れして美味しくないしで　「こんな魚もう釣ってこないで！」　てなことになるでしょうなあ。

さあて、そろそろ美味しいアジを求めて出立することにしましょうかねえ。