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せいゆう丸釣行記

2018-07-02 03:53:00

もう台風だらけだね。

 

先ほどスパコン予想のGPVを見てたら今度の台風7号の後にまた台風が発生して、海はシケの状態が続きそうであります。

 

もうこうなりゃやけくそ状態でありまして、天候回復を祈る気にもならなくなりましたわ

 

 

 

昨日は橋の下の天然ドックで、若者たち3人と 「まつかさ」 の整備を進めておりました。

 

作業をしながらぺちゃくちゃおしゃべりしてましたが、お若い方とお話するのは実に愉快ですなあ。

 

それぞれ違った職業に就かれているおられるけど、毎日のお仕事を一生懸命やった上でお遊びも適当にされて、今回 「まつかさ」 が手に入ったことで共通のお遊びが出来たと喜んでおられた。

 

「美味しいお魚を食べたい!」 が共通の認識のようで、気軽に気楽に遊びたいというのも共通してたな。

 

とびっきり新鮮なお魚を捕まえてきて、家族とお刺身や魚料理を囲んでワイガヤと楽しいひと時を過ごせるのは最高の幸せだと思うけど、それを自力でなおかつ安価で最高のお魚を手に入れるってことは、なかなか至難の技でありましょう。

 

でもこの3人の若者たちは、来るその日を夢見て、整備に汗しておりましたわ。

 

 

 

さてと、3日目の操船技術講座でありますが、今日はGPSの基本を書いてみましょう。

 

自動車のナビゲーションもGPSの一種なんでしょうが、あらかじめ地図や電話番号検索機能や取締重点地域まで入力されてて買ったその日からすぐに使えて誰でも利用できますが、お船のGPSはそれとはチョイと違いますわよ。

 

新品のGPSを購入して配線してスイッチ入れて画面に映るのは、陸地と海と灯台などで、最近は詳細な海底地形図を搭載している機種も増えてきたけど、基本それだけであります。

 

「さあて、お魚はどこに居るのだろうか?」 と新品GPSの画面とにらめっこしても何も分かりませんわ。

 

ポイントのデータが入ってなければただの箱でありまして、そこから漁場を新たに開拓するのには相当な年数と苦難を必要といたします。

 

 

 

昔、海洋電子機器が無かった時代は山当てでポイントを記憶していたそうですが、それは絶対の門外不出で、家を継ぐ長男には伝授するけど次男以下には絶対教えなかったという話があったくらいだから、長年受け継がれてきたその家の宝とも言えるポイントの重要性を物語っていると思いますね。

 

つまりポイントのデータこそが命でありまして、そのデータさえあれば古い新しいを問わずどんなGPSでも別に構わないということになるのですわ。

 

せいゆう丸のGPSの中には釣り師匠が10数年内海沖を駆け巡って得た多数のポイントに加え、自分が発見したポイントが相当数記録されているので、内容的にはかなり濃いほうだと思ってます。

 

その重要なデータを入れ込んだGPSがレンタル艇に搭載してあるので、全くこの海域に経験のないお方でも、かなりの確率でお魚を捕らえられることになりますわな。

 

 

 

で、GPS画面はこんな感じになってます。

 

DSC01289.JPG

 

 

これは母港である避難港に係留していた時のGPS画面で、緑の部分が陸地で青の部分が海であります。

 

781とか204とかの数字は目的地番号でして、水色で描かれてる円は船を中心に半径50mで直径100mになります。

 

そして白い直線がお船が進んでいる方向線(ベクトル線)です。

 

 

DSC01294.JPG

 

 

そしてこれは画面左上の写真ですが、現在地のお船の位置情報でして、北緯31度45分363 東経131度28分167 時速0.0kmで45.6度の方向に進んでて、時刻が13時18分ということになります。

 

もし何らかのトラブルで航行不能となりレスキュー依頼する時は、この位置情報を伝えることで確実に助けてもらえるってことになりますねえ。

 

 

 

現在午前4時前ですが台風が近づきつつあるので、橋の下に係留している 「まつかさ」 を所定の位置に移動しなきゃならないから、今日はここまでにしますわ。

 

台風で災害が起きなければ良いけどねえ。