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せいゆう丸釣行記

2018-02-12 03:11:00
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今年の冬は半端なく寒いけど、その原因はどうやら地球温暖化にあるようです。

 

まるでで矛盾したお話みたいですが、 「ひるおび」 の天気予報士の森さんによりますと、温暖化が進むと 「暑いと寒い」 「豪雨と乾燥」 などの真逆の極端な現象が頻繁に起こるそうで、今年の冬は日本では極端な寒さになっているそうな。

 

トランプ大統領においては地球温暖化のお話はフェイクだとおっしゃってるけど、間違いなく地球温暖化はすすんでいるのでしょうねえ。

 

自分に置き換えて考えてみると、お船を動かすのに燃料を焚いてるし港に行くまでも車で燃料炊いてるから、年間数千リットルの化石燃料を消費している訳で、そりゃ二酸化炭素が増えるはずだわ。

 

とは言うものの化石燃料を使わない訳にはいかないからこのままなんだろうが、人間は便利を手にすると分かっているけど破滅の道を進むことになるのかも知れませんねえ。

 

 

 

さてさて、昨日黒潮の蛇行について書きましたが、今朝もネタが特に無いので黒潮について色々調べて分かったことを書いてみましょうかね。

 

 

 

黒潮はメキシコ湾流などと並ぶ世界最大規模の海流で、赤道付近で温められた海水がエネルギーを蓄えて日本沿岸を北上して関東沖で親潮とぶつかり東に向きを変え流れていくそうだが、幅100kmで深さが600mの巨大な流れで、速度は4ノット(時速7.2km)に達する、べらぼうな量のエネルギーを蓄えた海流げな。

 

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1.黒潮 2.黒潮続流 3.黒潮再循環流 4.対馬暖流 5.津軽暖流 6.宗谷暖流 7.親潮(千島海流) 8.リマン寒流

 

 

 

意外なことに親潮に比べてミネラルなどの栄養分は桁違いに少なくて、プランクトンなどのお魚の餌になる微生物はあまり生息していないので透明度が高く青黒く見えることから、黒潮と呼ばれるそうだ。

 

だから栄養豊富な親潮と暖かい黒潮がぶつかる付近は、お魚が豊富な海域になるのでしょうかねえ。

 

黒潮は決して栄養豊富な海流というわけでなく単にお魚が北上するための通り道で、いわばお魚のための高速道路みたいなのかも知れません。

 

そう言えば最近黒潮の端っこが日向灘に接近したからなんでしょうが、ひところに比べるとアジの群れが増えた気がしますし、水温がこの厳冬のなかずっと17度付近を保っております。

 

 

 

思い起こすと去年、黒潮が都井岬から大きく離れて紀伊半島に向かう小蛇行が発生してお魚が捕れずに苦労しましたが、内海界隈の釣りだと適度に黒潮が接岸してくれるのが一番よろしい感じなんですけど、そんなに都合の良い時ばかりはありませんよね。

 

自然の変化を楽しむのも釣りの面白いところなんでしょうが、ガイドの立場からすると安定してお刺身程度釣れることが最優先なものだからどうしても自然と対峙する思いになりがちなんですが、今後そこら辺りはもっと柔らかく対処していかねばなりませんなあ。

 

 

 

今日も宮崎を除き九州は全域で雪が降るそうで、風が半端なく吹くみたいなので中止にしました。

 

せっかくの3連休が全部中止になってサラリー諸氏はがっくりされてることでしょうが、昨日書いたとおり予め面白くない釣りになると分かってる時にはお船は絶対に出さないので、その辺りは理解してちょうだいね。

 

だって見てるほうが辛いんだわ。

 

 

 

ということで今日もあれこれしながら1日を過ごすことにしましょうかねえ。