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せいゆう丸釣行記

2017-12-25 01:48:00

何であんなにお魚が居なくなったのでしょうかね。

 

予測がつかないと申しましょうか、2日連続して同じ場所にアジの群れが留まっていることがなく、最初から探し回らなければならないので毎日が辛くて苦しい。

 

去年定置網が設置されてからそれが顕著になったのは間違いない事実ですが、定置網の影響は市場での魚価に大きく与えているようです。

 

 

 

最近の市場でのマアジの㌔単価の最高値は500円前後の日が多く、セミプロのお方達にお話し伺うと今までの3分の1以下の値段に下落してて、彼らが出すアジの単価は普通300円程度だそうな。

 

これって1日かけて必死になって10kg釣ったとしても僅か3,000円にしかならず、発泡の箱代や氷代や取扱手数料など引かれたら2,000円残るかどうかなんですが、鵜戸まで走るとガソリン代が3,000円に餌代が2,000円かかるから、お仕事して頑張った結果、都合3,000円の赤字になる計算になるんですねえ。

 

10kgのアジと言いますと、匹数にしてデカアジが30匹以上となりますので、釣りアジとしては普段ほとんど有り得ない大漁の数字なんですが、それでも市場に持って行くと完全に赤字になるのが今の現状なんですなあ。

 

ところが店頭で釣りアジの値段を見てみると目の玉が飛び出るようなプライスになってて、生産者にも消費者にも全然メリットが無い歪な仕組みが出来上がったみたいなんですねえ。

 

定置網設置によりセミプロ含めて漁業者が漁業を続けていけるかどうか、深刻な事態となっている今日この頃なのであります。

 

 

 

そんな中、昨日も走りに走って探しまくったけどアジの群れを発見できず、お昼頃までアジが数匹程度の極貧漁状態でした。

 

雨模様の影響なのかお友達の漁師だけしか沖には出てませんでしたが、状況を電話で聞いてみるとやはり同じ程度しか釣れなくて思い悩んでる感じでした。

 

昨日は正直なところ、心折れて諦めかけて完全坊主に終わることを覚悟しておりましたが、ふと先日予習復習して群れを確認してた場所を思い出してラストチャンスで探索してみると、奇跡的にうっとりするようなアジの群れを発見して、イカリをドボンして仕掛けを入れると直ぐに竿先がピクピクし始めた。

 

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午後1時過ぎになると雨がポツポツし始めたので、1時半頃にお友達の漁師に場所を譲る形で納竿して帰港しましたが、僅かな時間で一晩お刺身を楽しめる程度にアジが釣れたので、ホッと胸をなでおろすことになったのであります。

 

 

 

 

それにしても毎日苦しいねえ。

 

お魚が毎日動き回ってじっとしてないので居る場所の予測がつかず、しらみ潰しで探索しなきゃならないのでかなりの労力が必要になりますが、たまに船で出てきてアジを釣ろうとなさってもまず坊主になるのは目に見えてる感じだね。

 

まぐれで釣れるほどアジの数は多くないのは事実であります。

 

 

 

今日は西風が強い予報になってまして、潟での釣りだけでは坊主になるのが目に見えてるので、今日はお休みしてGPSのアンテナの電池交換などやって明日に備えましょうかね。