釣倶楽部　せいゆう丸　

昨日は久しぶりのかあちゃんとのドライブで、佐伯にお歳暮用のイリコを買いに行ってまいりました。

親や兄弟やお世話になってる方達への中元・歳暮はイリコと決めているのですが、大分佐伯のイリコは品が非常によろしく、随分前からイリコだけは佐伯でまとめ買いすることに決めております。

延岡まで国道を走り、延岡から無料の高速道路に乗って佐伯インターの一つ手前の堅田で降りて佐伯港の　「海の市場　〇（まる）」　でイリコだけ買ってどこにも寄らずに３００ｋｍ走って帰って来るのがいつものパターン。

完全にイリコを買いに行くだけなのですが、普段夕方の１時間３０分程度しか顔を合わせないかあちゃんとの会話が非常に重要な意味合いを持つのでして、親のこと、子供や孫のこと、仕事のことや将来のことなど、普段あまり深く話さないようなことをじっくり話せるから非常に有意義な時間なのであります。

ああそうだ、普段外食を一切しない自分たち夫婦ですが、イリコ買いの時だけは新富のジョイフルで朝ごはんを食べるのことにしております。

自分はハンバーグプレートのご飯で、かあちゃんはベーコンエッグプレートのご飯が定番なんですが、いつの間にかガバチョと値上がりしてたので泣く泣く諦めて一番お安い卵かけご飯にしましたが、それでも二人でほぼ１０００円になっちゃいました。

確かモーニングメニューが始まった頃はそれぞれ３９０円に消費税だったと記憶してますが、いつの間にか消費税込みで６５０円くらいになっちまったんだわ。

１食につき２００円程度の食費と定めている我々夫婦にとって、朝食ごときに６５０円も費やすことは絶対に許されないから、多分もうジョイフルに行くことはなかろう。

高鍋に　「すき家」　があるので、次からはそこで卵かけご飯の２５０円を食べることになるでしょう。

ジョイフルよさようなら、でございます。

「たまのドライブに出ていながら、何でそこまでケチるの？」　とお思いの方も多いでしょうが、これが自分たちの生きる道でありまして、明るく豊かな老後を迎えるための必須の習慣と捉えております。

必要最小限のエネルギーで生きる術を身に付けられることは、最小限の収入に満足出来ることに結び付く訳で、誰しも段々年を取って最後はついに年金に頼らざる得なくなる時がやって来ますが、その時に現役の高収入時の生活習慣が抜けてないと随分と不幸を感じてしまうでしょう。

お金がなくても普段の生活に幸せを感じることは非常に重要なことだと思いますが、これがまた難しい。

自分勝手に自由人になった自分でありますが、それなりに見えてきたこともありまして、サラリー時代にいつの間にか付けてしまったプライドと呼ばれる贅肉を削ぎ落とすのに随分苦労はしたが、落としてしまえば随分身軽になって毎日が楽しいし　「幸せだなあ」　と思えることが多くなったと思う。

しかも平日は爺っちゃま達とバカを言いながら海で遊べるし、土日はサラリー諸氏とお話しながら悩みを共感したりで、お魚と戯れながら結構深い毎日を送れているのは実に有難いと思えますなあ。

さてさて話はガラリと変わるけど、ドライブの途中ラジオを聞いていると健康食品とかサプリメントのCMがやたら多く、たいがい　「チャンスは今だけ、残り少ないのでお急ぎ下さい。」　と人を煽るような文言で誘いをかけてるが、こんな輩は大体長続きせず、そのうち終わってしまうのが普通であります。

なぜならば飲食の世界を考えると分かり易いが、いわゆる繁盛店は別に何も語らずとも人が寄り付き絶え間なく人が行き交う。

売れ行きが落ち込み始めたり、もしくは経営状況に不安を感じ始めると、大体　「集客」　のためにキャンペーンとか色々やり始めるもので、そこに　「煽り」　が出始めると、そこは相当追い詰められてると考えて差し支えないと思う。

「残り少ないので、お急ぎ下さい。」　の文字を見かけたら、そこは　「客」　を見ず　「お金」　を見ていると考えて間違いない。

お金はあくまでも結果であり、お客様が満足してくだされば自然にお渡し下さる訳だから、現状に焦って煽りをやってまで集客の真似事なんかせず、現状のどこに問題があってそうなったかを真剣に考えたほうが先だと思いますがね。

さてと、今日・明日は風が穏やかになりそうなので、あちこち探索しながら拾い釣りしましょうかね。

今年はお魚の居場所が２日と続くことが全く無いから毎日探し回らねばならず、実に厄介な年なんでありますが、美味しいお刺身が食べたいから頑張って何としても居場所を頑張って見つけないといけないね。