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せいゆう丸釣行記

2017-10-28 05:54:00

昨日は内海では朝から雨が降り、外回りのお仕事やりたかったがほとんど出来ず、3隻繋いでの作業を諦めて台風対策のため通常のポジションに戻しました。

 

お休みが続いてもうかれこれ2週間になりましたが、一向に海が穏やかになる気配が見られませんねえ。

 

雨でお外の仕事が出来なかったので、昨日は船の中で読書などしておりました。

 

あれこれ読んでいたら面白い日本の歴史に関する書物にぶち当たり、午前中は没頭して読んでおりました。

 

その史実は 「白村江(はくすきえ)の戦い」 であります。

 

 

 

最近北朝鮮が頻繁に核やミサイルやらで挑発行為を繰り返しておりますが、朝鮮半島は有史以来大陸と日本との緩衝地帯としてずっとゴタゴタしてて、紛争や争いは今に始まったことではないそうな。

 

緩衝地帯は地政学的に世界にはあちこち存在するけど、日本に一番近いのが朝鮮半島。

 

長いこと地質に関するお仕事もしてたから良くわかるのですが、岩石の力と力がぶつかるところには必ず破砕帯という、石と石のぶつかり合いによって生じた一定の幅のグチャグチャになった層が生じるのと同じように、国と国との力がぶつかる地域はいつも紛争が絶えず、悲しいかな地理とか地形はすぐに変化するものではないから、哀れなことに朝鮮半島は有史以来力と力がぶつかり合う破砕帯の役割を担ってきたようだ。

 

常に紛争のタネを抱えた地域で揉まれに揉まれ、あらゆる手段を講じて巧みに生き延びて来られた朝鮮半島のお方達に対して、島国の私たちが容姿は似ているものの国民性がかなり違うなあと感じるのは、当然と言えば当然かも知れませんねえ。

 

 

 

恥ずかしながら自分は全く歴史の勉強してこなかったがゆえ、豊臣秀吉の朝鮮出兵が国として初めての朝鮮半島へ仕掛けた戦さと思い違いをしてましたが、実は661年から663年に倭国(日本)が無謀にも唐と新羅を相手に兵を送って戦いを挑み、ボロ負けした事実があったのですね。

 

それが 「白村江(はくすきえ)の戦い」 で、その史実をご存知のお方は沢山いらっしゃるとは思いますが、今の朝鮮半島の紛争が続いている根底には、そんな地政学的な要因が複雑に絡んだ歴史的事実があるということを知ることによって、異様に太ったロケットマンの狂った動向を少しは冷静に見ることが出来るかも知れませんねえ。

 

 

 

内海に向かう時間が来ちゃいましたので今日のパチパチはこの辺りでやめますが、台風の影響でもう暫くお休みになるでしょうから、この 「白村江の戦い」 についてもう少し勉強して、明日以降に書いてみたいと思います。