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せいゆう丸釣行記
凄い風と雨でしたね。
台風18号の時より激しかったですわ。
お船3艇を橋の下に置いていたけど、前日にもう1本ロープを結わえておいたから事なきを得ましたが、下手したら3艇とも流されて失っていたかもなあ。
橋の下は避難港の外で内海川の流れが当たる上、湾内で生じた風波がまともに来るからグチャグチャ状態になるけど、まさかあれほどに荒れるとは思わなんだ。
外海も恐ろしいほどの高波が押し寄せておりました。
終日雨が降り続いたのでキャビンから1歩も外に出ることなく、GPSのデータ移動を行っておりましたが、はたはた君のGPSも完全にせいゆう丸と同じデータの内容になったので、お魚を探すのに凄く便利になったと思います。
機種が一緒なのでリモコンも同じで扱い方や目的地番号など全部一緒だから、沖に出て電話でのやり取りの時にスムーズに情報を伝達出来そうです。
少人数でのレンタルボート使用の時には、スズキくんに比べて燃料代が半分だから、はたはた君の方が経済的に有利だと思います。
さて魚探についてもう少し解説してみますが、200kヘルツでの映像は探知する範囲は狭いがシャープに映ると昨日書きましたが、機種によって違うのかもしれませんがノイズにも強い感じがします。
ノイズには自船のエンジンから発する音を拾う場合と、近くに居る他船から発せられる魚探の音波を拾う場合がありますが、50kヘルツではエンジンノイズをかなり拾うので、探索する時にはスローで走らせる必要があります。
そうでなくても自分の場合探索する時には時速4km以下で探さないと、正確なお魚の群れの位置を特定できないと思ってますが、中には信じられないスピードで魚影を追ってる方がいらっしゃるけど、本当に探せているのか甚だ疑問であります。
それから海底の地質もある程度見て取れるのですが、砂地の時には赤い海底を表す部分の厚みが薄いけど、岩礁になると厚みがグッと増します。
ウネリがある時には海底がこんなに平には写りませんで、船自体が数メートル上下する関係で平坦な海底だけど波を打ったように映ります。
アジ釣りの場合ポコっとした小岩に居ついてるからその小岩を探す必要がありますが、丁度波の高さと小岩の高さが同じ場合判別が難しいのですが、岩の場合厚みが増すのでそれに慣れたらウネリがあっても見つけられるものですよ。
それから魚探に騙されることも結構ありまして、魚探といえども所詮電子機器ですのでお魚とプランクトン類の区別をつけるのは不可能なんですが、最新の魚探はデジタル処理がされてるそうで、ある程度のお魚のサイズまで判別出来るようになったけど、まだまだ確実では無いようにあります。
例えば真冬の海底付近に魚影と思われる影を発見して、イカリを打って仕掛けを投入してもまるで喰って来ない経験を何度もしたことありますが、それは多分プランクトン類が水温低くなり海底付近に落ちて来たものと思われますが、そんな時には50kヘルツの画面に写っているかどうか見てみると良いね。
200kヘルツは探知能力が高いから何でもかんでも写しちゃうけど、50kヘルツは横着というか適当にしか映さないから、そちらにも影が出たらある程度のサイズのお魚と判断できますが、50kヘルツにまるで映ってなくて200kヘルツの画面が賑やかなときにはプランクトン類と判断したほうが良いですわよ。
まあこんな感じで、魚探だけでも色々経験深めてやっと分かることもあるのですが、明日以降はGPSの見方などについて解説したいと思います。
今日はまだ昨日の波が残っているでしょうが、堀切峠から確認してウネリだけ残っていれば出られるかも知れませんわ。