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せいゆう丸釣行記

2017-10-06 02:40:00

ただいま午前2時前。

 

いつもより少し早く目が覚めてこうしてパチパチしておりますが、お外はかなりの雨が降っている模様です。

 

今日の波の高さは5mだそうで、九州南岸を低気圧が通過するのかな?

 

雨が降れば橋の下といえども屋外の整備をしてると濡れちゃうから、今日はゆっくりGPSのデータ移行などして遊ぶことになるかもね。

 

全く気が付かなんだが明日から3連休だそうで、サラリーのお方達は首を長くして待っていることでしょうが、明日はどれくらい波が落ちるかなんですが、ウネリだけならどうにかなるかもですが、チョイと難しそうだね。

 

 

 

さてと魚探についてのお話しを進めますが、最近の魚探は50kヘルツと200kヘルツの2周波を備えた機種が主流になっているけれど、どうしてそうなのか、若しくはどう使い分けるのかを解説する記事を目にすることは無いですね。

 

メーカーのホームページの魚探講座を訪ねても、せいぜい深い場所では50kヘルツを使い、浅い場所では200kヘルツを使う程度にしか解説されてないけど、実はアジを探索する時に極めて便利な使い方があるのですわ。

 

そう、アジの群れを探索する時にそれぞれの周波数の特性を活かすことにより、比較的簡単に群れの規模と中心を把握することができるのですねえ。

 

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高周波というのが200kヘルツで、低周波というのが50kヘルツにあたりますが、これは人で言えば声が高いか低いからしいけど、探索範囲がこれほど違うみたいです。

 

高い周波数は水で減衰されてあまり深い場所まで探知出来ないし範囲も狭いけど、魚影がピシッとシャープに映ります。

 

逆に低い周波数は減衰され難く深い場所まで探れて探知する範囲も広いけど、なんとなくボワーっと映る。

 

普段自分たちが釣りをする60メートル程度の水深では200kヘルツで十分探索出来るけど、広い範囲を探知できないので群れを見つけるのに手間取ることがあります。

 

img02 のコピー.jpg

 

 

 

そこで50kヘルツの周波数を使って大まかな群れの把握から開始する訳ですが、アジのポイントに近づくと50kヘルツの画面ばかりに注目して船を進めますが、下の写真では左側の50kヘルツには魚影が写ってるけど、右の200kヘルツの画像には魚影らしきものが写っておりません。

 

 

 

images のコピー.jpg

 

 

広範囲を探知する50kヘルツで魚影を見つけたけど真下にはお魚が居ない、つまりこれは船が魚群の端っこより更に外側を通過したことになるのですわ。

 

この時大事なことはGPSの画面上にこの魚探の映像が出た場所にマークを打ったり、頭の中に記憶したりしてこの場所を把握しておくことです。

 

次にUターンして上の画像が出た場所に戻って、今度は右側か左側かに20メートル程度ずらして通過してみたけど魚影が何も映らなかったが、反対側にずらして通過してみるとこんな画面が出てきたとする。

 

 

images (1) のコピー.jpg

 

 

 

 

両方の周波数の画面に魚影が出てるから、群れの中心近くを船が通過したことになります。

 

自分が船を出して探索する時に同じ場所をしつこくウロウロしてるのは、GPSの画面上に群れの位置と中心をイメージしているためで、この群れのどこに船を着ければ一番釣れるかを検討しているからなんですねえ。

 

昔のように群れがデカかった時はどこに着けても釣れただろうけど、特に今年の夏のようにアジの群れが極端に小さい場合、こうした探索技術を持たないとアジを釣ることはまず出来ないですよ。

 

 

 

「餌を撒いていればそのうちに魚が寄ってくるものよ。」 とお考えのお方がいまだにいらっしゃるのには驚かされますが、アジに限って言えばそんなことは決してございません。

 

イサキのように岩礁地帯で抱卵してるいわゆるシーズンに釣るのは超簡単でして、以前釣れた場所にイカリをドボンすれば大概釣れますが、アジをコンスタントに釣るのは相当技術を必要としますがね。

 

ですから6月から8月までのイサキのシーズンには沖の浅瀬に結構な数のお船を見かけますが、放卵してイサキのシーズンが終わると途端に釣れなくなるから釣り船がさっぱり出て来なくなるけど、アジの群れの探索とイカリ打ちのテクニックを持ち合わせていれば、だいたい1年中お刺身程度のお魚を釣り続けられる感じがしますわよ。

 

 

 

さあて、昨日から雨模様だから半額物が多くあるかも知れないので、半額ハンティングしながら内海に向かうことにしましょうかね。