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せいゆう丸釣行記
昨日はお天気も風も波も怪しそうだったので沖行きは中止にしたけど、結果的には風は出なかったもののウネリがあったし午後には雨も降り出したので、判断としては正解だったと思います。
ということで、毎度お馴染みの橋の下の天然ドックで終日整備をしておりました。
まずは船首のレール(手すり)のグラグラをなくすべく、取り付けボルトの増し締めから。
ところが何せ1人でやるものだから、手が届かずに難儀するんだわ、これが。
2人でやれば簡単に出来る仕事なんだけど、周りに居るのはカラスくらいで、何の役にも立たないので仕方なく肩が痛いけど我慢して腕を伸ばして少しずつ増し締め作業を進めました。
その他にもウインチのローラーを新たに取り付けたりと、せいゆう丸の整備を中心に進めていたところ 「あのー、この辺にチヌは居ませんかね?」 と声を掛けられた。
振り返ると港には似つかわないダンディな格好のおじさんが、こちらを向いて話しかけて来られた。
自分も立派なおじさんだが、出で立ちがまるで違っておりまして、そのおじさんは都会で見かけるような凄くおしゃれな格好をされてるが、こちらは皆さんがご存知の通りのルンペンスタイル。
どうやらチヌが釣れる場所をお探しのようなのだが、色々伺うとオカッパリでチヌとかメジナとか釣れる場所を情報として提供するお仕事をされてるみたいでした。
「チヌの親分と若頭だったらあっちのほうに居ますよ。」 と教えようとしたが、思わず口を押さえて言葉を飲み込んだ。
そうでなくても餌付けで飼い慣らされて警戒心を既に失くしたチヌの親分と若頭なんだから、仕掛けを入れられたら一発で釣り上げられるだろうから教えるのをやめました。
「この辺ではチヌは全く見ませんよ。」 と、白々しく嘘をついたつもりだけど、バレてなきゃ良いけどなあ。
そんなことで少なくとも今週一杯は橋の下の天然ドックが職場になりそうですが、先ほどスパコン予想を見ると向こう10日以上は海がシケそうでお休みを余儀なくされそうです。
晴れて青北が吹いて沖に行けない時には、久しぶりに宮崎港でキス釣りでもしましょうかね。
沖に出られずネタがないので、明日からはレンタルボートの船長さん達に向けて、GPSや魚探の技術について解説しますわね。