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せいゆう丸釣行記
昨日みたいな日が、出るか出ないかを判断するのに一番悩ましい状況だったかも知れませんねえ。
堀切峠から夜明け前の日向灘を眺めること凡そ30分。
沖には漁船の姿が見られず、天気予報では強風注意報も出されたので意を決して中止の連絡をすることにしましたが、目の前の海は釣りを拒むような状況には無く、北東からゆらりとしたウネリがある程度だったので判断を随分躊躇しましたわ。
こんな時に口ずさむ歌がありまして、それは坂本九さんの 「明日がある」 なんですが、これを歌うと随分気が楽になりますね。
今頃道具の準備をされて、ひょとすると車に積み込まれてるかもなあと、皆さんのお姿を想像すると気の毒で中止の連絡には勇気が要るのですが、この歌には助けられるのであります。
さてさて、昨日も橋の下の天然ドックで一心不乱にお昼ご飯を食べるのも忘れて作業をしていましたが、はたはた君の細部の整備がようやく完成となりました。
要らなくなった屋根のテントを利用して船の側舷にレールを設けましたが、前後ろに移動するとき体を保持してくれるから、安心感が全然違うようになりましたよ。
以前はすっぽんぽんだったフロントにもクリヤーなアクリル板があるから、雨・風を少しは防いでくれるはずです。
今日はたはた君はレンタルボートで沖の瀬に餌釣りで出て行くから、帰ってきた時の感想が楽しみであります。
朝は随分寒くなって急に秋めいてきた感じですが、季節の変わり目とあって長続きしないのもこの季節の特徴であります。
そして秋は魚種も増えて来て魅力的なお魚も回遊して来るけど、自分は決して一定のお魚を狙うことはいたしません。
なぜならば、沖に行くのは美味しいお刺身を確保するのが目的だからでして、他のお魚に一切目もくれず、釣れない時間がいくら長かろうが坊主に終わろうが、目的のお魚を釣るまでは諦めないといった強い信念を自分は持ち合わせてないからなんですなあ。
結果として予想外なお魚をゲットすることはあるけど、それはホントにたまたまでして決して狙ったわけじゃないのです。
逆に言えば特定のお魚を狙うのであれば、何度も完全坊主になることを覚悟して釣りに臨まないと、決して達成できないということなんですねえ。
ご存知のとおり自分のお船は足が遅いのでそこら辺での釣りしか出来ないから、アジ・サバ・チダイ・イサキ程度の小魚しか釣ることが出来ないので、夢々デカイお魚を釣ることは考えてないです。
とにかくお刺身を食べることが目的だから、大きなこと考えずにひたすら 「安定」 のみを追求した釣りを続けたいと考えております。
どれどれ、そろそろ出立して内海に向かいましょうかね。