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せいゆう丸釣行記
今年の夏はアジ釣りが不振を極めております。
今年はいつまでたってももアジの姿を見ることなく、アジを釣りのセミプロ達もさすがに諦めたのか、最近アジ釣り船の姿をめっきり見かけなくなりました。
異常なくらい黒潮が沿岸に近づかなかったのが原因と思われますが、例年だと初夏には大挙して中アジがやって来て近場でぐんぐん育ち、冬近くなるとデカアジまでに成長しますが、ここに来てようやく南の海から黒潮に乗ってお越しになったようです。
実を言いますと、先日ヨットの達人さんから 「そこそこ中アジが釣れたよ」 の情報を得ていたので 「来てる!」 の確信持てたのですが、やはり来てましたね。
昨日の出港時間は6時半でした。
かあちゃんから 「たまにはアジが食べたいよー。」 のリクエストと言うか、まあほとんど命令的要望がありまして自分も竿を出してみましたが、何ヶ月振りに釣り座に座ってサビキ釣りをしてみました。
沖に向かう途中、ヨットの達人さんが横を追い抜いて同じ目的地をクルクル探索しておられたが、 「アジの魚影が無さそうだから、南に下りますね。」 のご連絡を頂いた。
ヨットの達人さんはここのところサバの中学生に悩まされてたそうで、アジの魚影より先にサバと思しき中層の魚影を見つけたのでそのポイントを諦めたそうな。
彼のお船は軽い艇体に高出力のエンジンを載っけてて、自分のお船の軽く3倍は早いのでとにかく行動が素早い。
自分はあちこちポイントを探索しながら、ヨタヨタと時間をかけて目的のポイントに到着しました。
到着して丹念に魚探で探索すると、間違いなくアジと思しき魚影がボワリと出たのでイカリをドボン。
自分だけサビキで狙ってたけど、結果的には昨日はサビキが有利でありました。
サイズは小さいものの、ダブル・トリプル・フォースと、数釣りを楽しめましたよ。
天秤にも喰わなくはないけど、サバの中学生が中層に待ち構えておられて、天秤仕掛けにはサバが喰う確率がかなり高かったですわ。
ある程度釣ったところで潮が方向を変えてしまい、船の位置も随分変わり魚影も薄くなったところでイカリの打ち替えをして元の位置に戻ったのですが、あらまあ、すっかりお魚が居なくなってしまいました。
下の潮が上りから下りに転じたのが居なくなった原因ですが、あちこちしてみたけどなかなか探しきれず、釣れない時間だけが過ぎていく。
で、突然ピンと閃いて、朝方に探索して全く居なかった場所のことを思い出し、300mくらい離れているけど潮が変わって移動したのではと考えつき、行ってみたらボワンと魚影が出た。
南風が強くなって波が立つまで釣ってましたが、久しぶりにアジのお刺身や塩焼きやフライが食べられる程度に釣れましたよ。
ただサバの中学生は皆さんお好みでないようで、軽くアジの3倍くらいは釣れてたけど、ほとんどリリースされてましたね。
サバを避けるには錘を極端に重くして仕掛けを海底に落とすスピードを上げてやると、かなり邪魔される確率減るからやってみてよ。
昨日の場合海底に着底したら必ずアジが釣れてたので、そこら辺の対応で釣れる数が変わりますね。
それからシロサバフグがかなり多くなってきました。
仕掛けを狙って道糸をスパっと切るから、お高い仕掛けを使うとガックリしてしまうから注意してね。
あいつらは余程口が痒いのからなのか知らないけど、わざわざ道糸に噛み付いて糸を切るのが好きなんだよね。
あっという間に籠と仕掛けで2000円以上の大金が海底に落ちて行っちゃうから、一番安い籠を使うことをお勧めします。
さあてそろそろ内海に向かいますが、かあちゃんの車のエンジンオイル交換をした後、海況が良ければシイラと遊んでみたいと思います。