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せいゆう丸釣行記
台風3号は勢力がさほど強くなかったけど、気圧の割には風が強かったですね。
コンパクトな台風との表現がありましたが、東北東に時速55kmの速度で進んでたらしいから、進路の東側の地域では風速に加えその速度が加わって45m/秒 という風速になったのでしょうかね。
宮崎には大きな被害がなかったみたいだから、とりあえず安堵しましたわ。
そして何より、たった1日お休みしただけで今日から沖に出られそうなことがありがたい。
過去の台風時期には、ひどい時には2週間近く沖に出られないこともありましたから、今回は本当に嬉しいですわ。
嬉しいことがもう一つ。
レンタルボートをマキ・シャカだけでなく、餌釣りで使ってみようとチャレンジする動きが出てきたことであります。
ご存知のとおり自分はマキ・シャカを絶対にしない派だから餌釣りしか出来ないのは当然のことなんですが、自分のGPSには釣り師匠が長年かけて積み上げたポイントに自分なりの情報を重ねてるから、内海沖の餌釣りポイントの情報としてはかなり濃いと思います。
残念ながら今までレンタルボートの使用は主にマキ・シャカだったので、レンタルボートのGPSに自分のGPSの情報を忠実に移したことがあまり役に立ってないかもなあって気がしてました。
しかし餌釣りで美味しいお魚を釣るとなるとそれらの情報が俄然生きてきまして、漁場マップの詳しい解説が役に立つと思うんだな。
自分はいつもこの欄で 「釣れない、釣れない」 と書いてますが、実際本当にそれ程釣れているとは思っておりません。
若い時から自分で船を操ってお魚を釣ってきたものだから、人のお船に乗せてもらって釣りをした経験がないので、よそのお船がどれくらい釣れているのかまるで分かりません。
マキ・シャカ船はブログ等で釣れた時は釣果を公開しているから、どの程度の釣果があるのかは知り得ることが出来るけど、餌釣りのお船の情報はまるで分かりません。
しかも餌釣りのお船は大きな漁船ばかりだから、それこそ毎回ドデカいクーラーボックスに入りきれないほど釣れているのだろうなあと勝手に想像してまして、省みて我がお船ではそんなに釣れたことが一度もないので、どうしても 「釣れない」 という表現になっちまうんですわ。
でもまあ、楽しく遊んで一晩美味しいお刺身が楽しめるくらいに釣れれば、そんな程度で良いわなあと、自分に都合の良い風に適当に納得しております。
美味しいお魚と言えば、アジ・イサキ・タイなどが挙げられますが、夏はカツオ類が楽しめる季節でもあります。
マキ・シャカでは時期によっては結構狙って釣れることもあるみたいですが、餌釣りでは狙って釣れるお魚ではありません。
アジ子を釣って泳がせ釣りすればそれなりに釣れるのかも知れないが、どうしてもアジやイサキを先に釣りたいから、賭けのような釣りは出来ないのですわ。
これはスマ。
ヤイトガツオとも呼ばれるけど、これのデカい奴を佐土原の居酒屋の鬼灯でいただいたことがあったが、脳天をひっ叩かれたくらい美味かった。
自分も過去に日南の南郷沖で何度か釣ったことがありますが、釣ってすぐに血を完全に出してやると身の色が鮮やかな赤色を見せてくれます。
大きいほど美味しいのは間違いないです。
これはハガツオ。
身は白っぽく柔いけど、釣れたその日だったら絶品のお刺身が楽しめるから、夏から秋にかけてマキ・シャカのお船が狙うお魚だね。
そして最近何匹か釣れたヒラソウダカツオですが、もうお刺身にして最高でした。
お刺身が余ったら漬けにしてお茶漬けで食べると、もうたまりませんですがね。
カツオ類が釣れたら何をさておいても、血抜きの作業を最優先にしてもらいたいです。
デッキでバタバタ音を立てて暴れる音を聞くことありますが、あれって打ち身になって身を崩してるから絶対にしないでね。
釣り上げたら直ぐにエラにナイフで傷を入れて、生け簀に放り込むことにより泳ぎながら完全に失血させて、且つ打ち身を防ぐことが出来るので、これが一番かな?
失血死したらすぐに取り出して氷水に漬け込んでください。
カツオ類は体温が高いので直ぐに冷水で締めてやらないと、鮮度がガクッと落ちちゃうからね。
とにかく我が船ではお魚があんまり釣れないので、釣れたお魚はそれこそ大事に大事に扱ってもらって、美味しく食べて欲しいものですなあ。
さてと今から出立して少しでも釣れるように、頭をフル回転して案内せんといかんね。