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せいゆう丸釣行記
一昨日はかなり悪い状況でしたが、昨日はさらに悪くなっておりました。
お昼には南風が出る予想だったので出港時間を30分早めの6時30分にしたが、予想はしてたが案の定、 「眠れなかったのよー!」 と5時過ぎに一人の爺っちゃまが出てこられた。
昨日は、はたはた君も出撃したので4時前には港に到着してたからゆとりは十分にあったけど、前日の出港時間の設定はお顔を思い出しながら。それぞれに時差を設けてお伝えしたほうが良さそうだね ♪
結局予定より30分早い6時の出港となりまして沖の瀬に直接向かってみたものの、前日よりさらに魚影が無くなってて完全に砂漠状態となっておりました。
潮は完全に止まってて、仕掛けが真下に落ちて行く始末でピクリともしない。
天秤だろうがサビキだろうが、前日多少喰ってきてくれたチダイすら何も釣れない。
仕方なくそこを諦めて北の沖の瀬に移動しながら探索するけど魚影はどこにも出てこなくて、駄目もとでイカリを打ってみたけどやはり何も喰わず南の風が早めに吹いてきたので、結局早上がりの痛み分けにすることとしました。
最後に潟に立ち寄ってまぐれで良型のヒラメを2匹ゲットしたものの、3月の低水温で苦しんだ頃より更に悪い状態になっちまいましたね。
海の色は緑懸かってて動きが完全に無く、流れ藻の姿が消えちまったくらいだから、お魚は窒息状態になってゴッソリと住みやすい場所に移動してしまったのかも知れませんなあ。
良く釣れる今の時期に、こんな事が起こることがどうしても腑に落ちず、家に帰って気象庁発表の 「海洋の健康診断表」 のサイトから資料を見てましたら、気になるデータを見つけました。
それがこれ。
日向灘沖の海水温が平年と比べて2度近く低い状態が、4月中旬頃からずっと続いてますが、最近の特徴として水温が低い部分がべったりと沿岸にくっ付いておりまして、逆に暖かい海域がその東側に広がっていることであります。
ひょとすると黒潮の流れの異常が原因ではないかと考えて、海流のデータを取り出してみたけど、それがこれ。
これは2015年の5月11日の黒潮の流れです。
これは去年、2016年の同じ日。
そしてこれが一昨日の黒潮の流れであります。
明らかに日向灘・土佐沖を避けて、屋久島・種子島から一気に紀州に向けて流れているから、日向灘は海流が止まった状態になっていることが分かります。
そりゃ上り潮の激流は凄く困るけど、完全に潮が止まった状態が長く続くと南からお魚が流入してこない訳だから、お魚釣りどころの騒ぎじゃ無くなり事態は深刻なのであります。
明日から天気回復して沖に出られるけど、そんな訳でこりゃ気が重くなるデータを見ちまったなあ。