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せいゆう丸釣行記

2017-05-06 03:24:00

休漁3日目。

 

相変わらずやらなきゃいけないことがたっぷりあって、昨日も小雨が降る中、内海港で1日作業に追われてました。

 

 

 

母港である避難港のすぐ東側には国道220号線の橋がかかっていますが、雨が止むと途端に行楽の車やバイクが日南方面に繰り出して随分と賑やかでしたが、自分はお船の整備で黙々と作業を続けてまして、ゴールデンウイークとは全く無縁の生活を続けております。

 

 

 

ところで弄れるお船が増えるのは愉快なことなのですが、それぞれが後期高齢者みたいなポンコツ船なもので、何が起こるか分からないけど、それを解決するのがまた面白いものなんですなあ。

 

昨日も、はたはた君のオルタネーターからコントローラーに伸びるケーブルが謎のショートを起こしたので、とりあえずスイッチを別に取り付けて直結してエンジン始動できるようにしましたが、コントローラー部を外そうにもボルトが錆てて外れず、グラインダーでボルトをカットしたかったが今度は発電機が不調になり、そちらの修理に取り掛かる始末で一向に前に進まない状況でありました。

 

 

 

そんな中、操船レッスンの申し込みのメールが入りまして、午後1時からスタートすることにしましたが、以前から 「レッスンの時には連絡して頂戴ね。」 の依頼を思い出して連絡して、結局お二人さんのレッスンとなりました。

 

お二人とも免許を取得した時期は異なるものの、免許取得後ほとんど操船経験の無い、いわゆるペーパー船長でありまして、まっさらの状態だから教え甲斐のあるお方達です。

 

 

 

避難港は川の中にあるので水深が浅く、進路を誤ると座礁したりプロペラを損傷する恐れがあるので、とにかく航行ルートを覚えてもらうことに集中して練習してもらいましたが、慣れないと船というのは真っ直ぐ走らないものですね。

 

「当て舵」 という技術が体に身につかないと、お船は右に左に頭を振って真っ直ぐに進まないものですが、これは練習しかありませんで、昨日は何度も何度も入出港の練習をしながら随分身に付けられたようであります。

 

 

 

「当て舵」 というのは、お船が頭を振り始めると同時に反対方向に舵を僅かに切ってあげることによりお船を真っ直ぐに走らせる技術なのですが、慣れないと頭を振ってしばらくして遅れて舵を切るものだから、右に左に蛇行しちゃうんだね。

 

最初は悪戦苦闘しながら汗をカキカキ練習されてたけど、慣れて上達してくると面白くなったみたいで 「もう1回やっても良いですか?」 と、なかなか終わりにならず、2時間半くらい港を出たり入ったりの練習を続けておられました。

 

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お二人とも自分と同じくらいの年代なんですが、 「操船」 という未知の世界に接してほとんど子供のように面白がって楽しんでおられたけど、多分そのうち はたはた君やジュニアくんに乗って、自力でお魚を捕まえに行かれるのでしょうねえ。

 

自分でお船を操って、自分の力でお魚を捕まえる本当の面白さを知ることが出来たらば、海のお遊びがさらに豊かなものになり、土日祝の混雑と関係なく好きに出撃できるようになりますね。

 

だから練習を重ねることは実に大事なので自信が付くまで何度でもやれば良いが、使った燃料さえ補給してくれたら練習はいくらやっても良いから、気軽に練習しに来ると良いね。

 

何かあったらすぐに駆けつけるから、安心して自信が付くまで練習するのが大事だと思いますよ。

 

 

 

さあて、ようやく波が落ちたみたいだから、久しぶりに美味しいアジやイサキを捕まえに沖に出てみましょうかね。