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せいゆう丸釣行記
昨日は低気圧が南海上を通過した関係で沖には当然出られないし、宮崎港のキス釣りのリクエストあったけど大淀川の濁りと北東からの波で駄目だろうと、一昨日のうちに中止を決めてましましたが、堀切峠から見た日向灘はやっぱり凄く荒れてましたなあ。
波状岩に打ち付ける波が砕け散って、辺りは茶色いあぶくと濁って汚れまくった潮で、とても見られたものじゃありませんでした。
よほど北東からの強烈な風が吹いたんだろうね。
ということで、昨日の朝も夜明けの焼肉と焼き野菜を楽しんだあと、ベッドでゴロリとして雨音聞きながら続きの週刊文春を読んだり、うつらうつらして休日の朝を楽しんでおりました。
それから365つり具えさ店で店主とおしゃべりした後、四天王の一角を張る 「レレレのおじさん」 の紹介で、お友達のガンちゃん所有のシェルターを訪問して取材させてもらうことにしました。
具体的な場所は言えないけど、海岸に近いとある場所にシェルターが2基並んでて、ガンちゃんはほぼ毎日自宅から通って、1日中ここで過ごしておられるらしい。
取材の興味の中心は、あちこちから貰った廃木材を燃料としたエコなロケットボイラーでほとんどの熱源を賄っておられることでして、先日伺ったお話では、使えなくなった灯油ボイラーの熱交換の心臓部を取り出して、ロケットボイラーと合体して、その熱でお風呂を沸かしておられるとのこと。
灯油ボイラーの熱交換率は90パーセントを超えるスグレモノだから、廃木材が燃焼するエネルギーをほとんどお風呂のお湯に変わる訳だから、全くのタダでゆっくりたっぷりのお湯でお風呂に入れる幸せな生活を送られていることになる。
事実このシェルターにはプロパンガスのボンベは見当たらず、全て廃木材を熱源としたロケットボイラーで料理したりお湯を沸かしたりして、ヤカンなどの調理器具の外見は皆真っ黒けでありました。
シェルター上部に露天風呂も構えておられ、ホタルの光を楽しみながらお風呂に入ったり、あちこちに備えてある焼き肉や海鮮焼き用するためのバーベキューグリルがあったり、お部屋の中には囲炉裏があったり、はたまたカラオケするための大きなモニターがあったりと、チョイと異次元の世界に迷い込んだ感じでありました。
お話伺いますと、ガンちゃんは定年されてから本格的にシェルター造りにのめり込まれたそうですが、沢山のお仲間さんたちと力を合わせて井戸を掘ったり、隣の畑で農作業したり海岸で岩牡蠣採ったりして、それらのお仕事が終わったら当然お約束の盛大な夜宴が始まるそうな。
このお写真が皆で力を合わせて人力で掘った井戸で、保健所の水質鑑定書を見せてもらったが完璧に基準をクリアーしてました。
部屋には何故か泉谷しげるの直筆サインの入った似顔絵が飾ってあったが、ガンちゃんのお友達に絵心ある方がいらしゃって、書いてもらった似顔絵に 「水平線の花火と音楽FINAL」 で泉谷しげる本人から直接サインしてもらった宝物げな。
そんな楽し過ぎるシェルター生活ですが、こっそり聞いてみたけど、時として奥様から避難するための駆け込み寺的施設になることもあるらしい。
最初 「レレレのおじさん」 からオモロイシェルターがあるよと聞いた時ピンと来なかったが、シェルターはやっぱりシェルター(避難所)本来の機能を持っていたんだね。
ああ、やはり古今東西を問わず、夫婦の力関係は年を経るうちに逆転してしもて、定年迎える頃には既に形勢逆転が不可能な程、気力・体力・知力に差がついてしまうみたいだなあ。
自分もとりあえずかあちゃんから一時的に避難出来る、シェルター的せいゆう丸があって本当に良かったですわ。
何と言っても、ほとぼり冷ますにゃ時間が一番だからねえ。
そうそう、色々かあちゃんの悪口書いてるけど、うちのかあちゃんにはスマホとか持たしてないから、この釣行記に何を書いてるか知らないから、どんなこと書いても平気なんだわ。
もうすぐ出立の時間になりますが、天気予報によると昼過ぎから西風が強くなるみたいで、朝から沖に出て帰りに潟で粘る作戦にしようかな。
ひさしぶりにジュニアくんも出撃するから楽しみだけど、まだ水温が低いので釣果は期待出来ないけど、それでもレンタル船だと気楽に海の遊びが出来るから良いよね。
ああそうだ、近いうちにこの欄で操船テクニックやイカリの打ち方などの技術解説なるものを書いてみますわ。
船のお仕事はほとんど勘に頼ってるから、どこまで正確に且つ分かりやすく文章化出来るか分かりませんが、免許は持ってるけど動かす自信がないと思ってるお方でも、何となくイメージ出来るくらいに解り易く解説してみたいと思います。
さあ、勇気を出して今年の夏から海で遊びましょうや。