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せいゆう丸釣行記

2017-02-27 03:47:00
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昨日は前日の大貧漁を引きずっての何となく気が重い出港でしたが、いつものように潟の探索から始めると下り潮で申し分ない魚影が確認できたので思わず 「やったね!」

 

船の流れを読みきれずイカリ投入を失敗してやり直し、2度目にドンピシャとポイントに付けたが、そこはなんともぬけの殻状態でチダイが2匹釣れたのみ。

 

わずか10分程度の時間でしかなかったが、あっという間に皆さんどこかに行かれてしもたようだ。

 

もう既にこの時には 「大貧漁」 の文字が脳裏にチラチラし始め一気に気分がブルーモードになったが、諦める訳にはいかないので気を取り直して沖に行くことにしました。

 

 

 

沖に到着すると真冬の海とは思えないほどのベタ凪ぎ無風状態で、曇り空でお日さまが出てないので少々寒い1日でしたが、揺れないから随分と快適な漁を楽しめました。

 

 

 

基本的に下り潮であることを把握してたので下りに強い場所を重点的に探していたら、前日にお魚の影も形もなかった場所に大きな群れを見つけてイカリをドボン。

 

1投目から竿先がプルプルして待望のアジがお越しになってくれました。

 

天秤仕掛けよりサビキに良く喰ってきたので、自分もたまには竿を出してみようかと船首でしばらく竿を降ったら、短い時間で15匹程度釣れちゃいましたわ。

 

 

 

ところがところが、365つり具えさ店オリジナルのハリス3号の細サビキでアジを釣ってたお方の竿が大きく曲がり、糸がどんどん出て行っている。

 

そのお方 「365つり具えさ店オリジナルのサビキはあんまり釣れないわ!」 と直前まで呟いておられたが、ファイトに入ると 「凄いぞ!オリジナルサビキ!」 の評価に変わっておられました。

 

人の評価とは大体そんなものでありまして、劇的に状況が変わると手のひらを返したように覆るものなんですなあ。

 

 

それからが大変で、アジを咥えて逃走しようとするデカいお魚と格闘することおよそ30分、ようやく50m先に銀色の魚体が 「ボコッ!」 と上がってきたが、予想通りオオニベのデカい奴でありました。

 

細ハリスが切れないように慎重にリールを巻いて船に寄せてギャフを打ち込もうとしたその瞬間、お魚が最後の力を振り絞ってか尾っぽを 「バシャ!」 と振ると、尻尾に掛かっていた針の細ハリスが切れてしまい、お魚はプカプカ浮いたまま潮に流され南に下っていく。

 

「うぎゃー!」 ってんで、イカリを揚げて全速力でお魚を追いかけ、浮いてるお魚に接近してギャフで打ち込んでようやく船中に取り込むことが出来ました。

 

 

 

で、戻ってまたアジを釣りましょうかと元の場所に戻ってみるとびっくり仰天、お魚が全く居なくなっておりました。

 

ハイ、海底でオオニベ君が大暴れしてくれてたためか、小心者のアジさん達は怖がって一斉にどこかに行ってしまわれたようだ。

 

オオニベとのファイトが始まってから、仕掛けが絡まってバラしたら申し訳ないと誰も仕掛けを入れなかったし、ファイトが終わればお魚が全然居なくなるわで、こりゃ休業補償と損害賠償をしてもらわんといかんですわ。

 

 

 

仕方ないのでまた別の場所を探索して群れを見つけ、ポツリポツリと天秤仕掛けでアジやマダイを追加して、昨日の漁を終わることにしました。

 

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下は氷ばかりだよ。ホントだよ。

 

 

 

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洗ってないので汚いが、これが久しぶりの自分の釣果であります。

 

 

 

サビキで釣れるアジより天秤仕掛けで釣れた方が、型は断然良いみたいだが、それでも皆30cmは超えております。

 

40cmオーバーのデカチンアジもチラホラ見られましたなあ。

 

 

 

お陰様で昨日はお刺身食べられる程度にチョロっと釣れたのでまあ良かったが、でも前日のようにまるで釣れなかった時のことを思い出すと、喜んでばっかりはいられませんがね。

 

 

 

さあて、今日から少々北風が出そうな雰囲気ですが、とりあえず半額ハンティングしながら内海に向かいましょうかね。