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せいゆう丸釣行記

2017-02-24 03:10:00

昨日は両親を日南方面に連れて行って来ました。

 

正確には北郷の戸村スーパーで買い物して戻っただけなのですが、前日に日南に行きたいと言ってたことをすっかり忘れてしまったようで、買い物したらさっさと帰ると言い出したから、仕方なく田野の自宅に連れて帰りました。

 

やれやれでございますわ。

 

 

 

今日から沖に出られそうなので、今から燃料を買ったりしながら内海に向かいますが、出立の時間までそもそもサビキに何故アジが喰いつくのかについて考えてみます。

 

 

 

初夏になるとアジ子が大挙してやって来て、港の岸壁ではサビキでアジ子釣りする姿を良く見かけるようになりますが、撒き餌の煙幕の中にサビキを投じるとアジ子がアミと違えてサビキを咥えるから釣れる訳で、沖でのサビキ釣りも理屈は全く同じことであります。

 

ところが潮流のある沖でのサビキ釣りでは、アミの煙幕の中にサビキ仕掛けを上手に入れ込めるか否かで釣果がガラリと変わるものですが、このやり方で針だけの胴付き仕掛けにオキアミの餌を付けて同じようにやっても、これが不思議とてんで喰って来てくれないのです。

 

中には胴付き仕掛け大好きおじさんがいらっしゃるのですが、お話を伺ってみると随分昔に宮崎よりはるかに魚影の濃い海域で自分の船でバリバリ釣りをされてた際、胴付き仕掛けで色んなお魚を釣っていらっしゃたようで、 「これで釣れないはずはない。」 とチャレンジし続けて10数回。

 

遂に先日ギブアップされたみたいで、 「船長、次回までに釣れるサビキを5枚買って用意してくれる?」 とのことでした。

 

 

 

このお方 「この仕掛けで何で喰わないのだろうか?」 と、ずっと考えておられたようだが、自分も理屈は分からないがとにかく胴付き仕掛けの針に刺された美味しいはずの餌には、この海域のアジはほとんど喰って来ないのであります。

 

ところが天秤仕掛けの吹流しに餌を付けて流すと、サビキより遥かに喰いが良い時もあったりして、同じ餌を付けてるのに胴付き仕掛けにはどうしても喰わない。

 

もっと言えばサビキ仕掛けに餌を付けてやっても餌の付いた針を喰ってくる感じではなく、やはりウーリーや魚皮やワームの針に喰ってくる。

 

つまりサビキや胴付き仕掛けに餌を付けても、アジは見向きもしないことが多いのですなあ。

 

 

 

最近お腹に卵を抱えているからなんでしょうが、アジの食欲が増しているけど、サビキ仕掛けの方が手返しの良さもあって釣れる数が天秤仕掛けで釣るより多くなってきました。

 

それでも喰いっ気があまり芳しく無い時は、天秤仕掛けでポツリポツリと釣った方が結果として良い場合もあります。

 

それでは、天秤の餌は食べるけど胴付き系の餌を口にしないのは何故か?

 

それは多分警戒心の問題ではないかと思っております。

 

 

 

基本的にサビキや胴付きのように、幹糸に枝針のハリスがいっぱいくっついている仕掛けには視覚的な警戒心が働いて避けていると考えてます。

 

天秤でも喰ってくるのがほとんど一番先の針であることを考えると、お魚は潮下から餌を見ながら接近して来るはずだから、餌だけがフワフワ浮いて漂っている先針をパクリと食べるのであろう。

 

2番目3番目に喰わないこともないけど、よほど活性が良い時か棚が合ってない時にそれは限られます。

 

では何故サビキに喰ってくるのかというと、あくまで自分の想像ですが、海の深い場所にサビキのウーリーとか魚皮とかワームとかの素材が漂うとその魅力がお魚の警戒心に優って、つい口にしちゃうのではないでしょうかね。

 

アミエビと間違えて喰うというより、素材の色とか光り方とかぷわぷわ感とかに惹かれて、怖さを忘れてつい口にしちゃうんじゃないかな?

 

だからその日のお魚のお好みでない、単色で単素材のサビキを使っちゃうと、まるで釣れないということが起こるのではないでしょうかね。

 

 

 

餌を付ける釣りをするなら天秤仕掛けを用い、餌を使わないのであれば宮崎用のサビキを使うのが、この海域での上手な釣り方なんだと、それが毎日客観的に見てて自分なりの結論かもね。

 

天秤仕掛けで竿掛けに竿を掛けてゆったりアタリを待つか、忙しくてせわしいが餌を途切れることなくしゃくって蒔いて仕掛けの投入・回収を繰り返すサビキ釣りにするかは、好みの問題になりますね。

 

 

 

どれどれ久しぶりに沖に向かいますわ。