Welcome
Information
せいゆう丸釣行記
冬の雨は寒くて嫌だし、潟は潮止まりで駄目だし、沖は雨が降れば帰りは足が遅いのでしんどいしと、昨日は極めて悩ましい朝を迎えました。
「いやいや、船長きっと晴れるよ。」 なんて能天気なことをおっしゃる方もおられたが、意を決して出てみたら本当に晴れてきた。
降水確率60パーセントでしたが、まるでハズレの天気予報となりまして、春先のようなポカポカ陽気の中でのんびりと釣りが出来ました。
潟は相変わらず潮が完全に止まっており、お魚がパヤンパヤンとした状態で魚探に写ってまして、まぐれで数匹デカアジが釣れたのみ。
「さあて、どうするか?」
朝の時点ではまだ雨がポツリポツリだったので、止めてノーゲームにするか、濡れるの覚悟で沖に行くか随分と迷いましたが、 「晴れるよ」 の言葉にかけて沖に行きました。
沖に到着した頃には本当に晴れ間が出てきて、波もほとんど無く下り潮の絶好の状態でありました。
仕掛けを投入すると早速チダイがお目見えして、その後ゴマサバやハゴイタハゲなど退屈しない程度に釣れて来て、良型のイサキも来てくれた。
デカイサキせっかく釣り上げたのにタモで掬わず目の前でポトリと落として悔しがるお方もいたが、その後にもやっとのことでイサキを釣り上げ船中に取り込んで針を外してクーラーボックスに入れようとしたが、その直後になんとミラクルなドラマが待っていたのであります。
ニッパーで口を挟みたかったらしいが口を開いてくれなかったので、仕方なく尾っぽを挟んでクーラーボックスに入れようと持ち上げた瞬間にデカイサキが最後の力を振り絞って大暴れしたらしい。
なんとイサキの尾っぽが半分ちぎれ、イサキは暴れた反動でジャンプする形で海の中にドボン!
「ありゃー!なんてことだあ!」 と叫び、がっくり肩を落として意気消沈されていたが、必死に逃げまくったものの結局釣り上げられた挙句、尻尾をちょんぎられて痛い思いをしたイサキのほうが自分は気の毒に思えますがね。
そんなこんなの楽しい1日でありました。
一晩お刺身を楽しめるくらいは釣れたかも。
今日は予報で雨模様でしたし、波も高くなる予想でしたので、昨日のうちに中止を決めてお休みにしました。
結構続いたので体もしんどかったので自分にはちょうど良い休日になりましたが、首を長くして待ってたお方は残念だったね。
1日を通して遊べないと楽しくないと思うからこんな日は中止の判断するけど、午前中だけとかそんな中途半端な遊びを自分は絶対にしないね。
海には午前と午後とでは、いろんな違ったドラマがあるものさ。