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せいゆう丸釣行記
昨日はまずは草刈機の修理から。
2サイクルエンジンは自分が大好きな機関でありまして、思い起こせば40数年前、中学生の頃に模型エンジンに夢中になってた時から接しておりました。
中学1年生の時におこずかいを一生懸命貯めて手に入れたエンヤの09エンジンは、痺れるような凄まじいエンジン音を発しプロペラを物凄い勢いでぶん回して推力を起こし、それまでマブチモーターの動力にしか接することのなかった自分には驚愕の世界であり、それから2サイクルエンジンにメロメロだったことを昨日の事のように覚えております。
あの回転数、あのトルク、あの馬力、そしてキーンといったエグソースト音、その全てが少年だった自分がそれまで体験したことのないエネルギーの塊でありまして、今でも2サイクルエンジン特有のガソリン未燃焼混じりの排気臭を嗅いでしまうと、失神して倒れんばかりの感動さえ覚えてしまいますがね。
それくらい自分は2サイクルエンジンが好きなんですわ。
今もって2サイクルエンジンは憧れの機関でありまして、修理や整備するのは嬉しくてしようがないですね。
修理依頼された草刈機のエンジンはまさに2サイクルでして、ゴムボートに搭載して船外機代わりに載せたことのある思い出深いエンジンでありましたので、気合を入れて現状把握から始めました。
2サイクルエンジンが起動しない原因のほとんどは燃料と火花でして、キャブレターかトランジスタを疑えば大体解決できるものです。
昔だったら点火システムは機械式ポイントでしたが、今や草刈機でもフルトラになってるので、まず故障の原因にはなり得ない。
となると燃料供給の問題になりますが、キャブレターを疑う前にシリンダー内に燃料をぶち込んでリコイルスターターを回して少しでも点火の気配があれば、もう問題解決一歩手前。
ところが昨日は様子が違ごとりました。
燃料タンクの燃料をキャブから、そして点火プラグを外してシリンダー内に直接注入してリコイルスターターを回しても、うんともすんとも言わない。
ならば火花が飛んでないのかとチェックすると、元気よくパチパチ飛んでいらっしゃる。
「何故?」
しばらく考えてましたが、次第に燃料を疑うことに。
はい、燃料タンクに満々と蓄えられた燃料は灯油と思しき怪しいものでありました。
燃料を小皿に少し入れてライターの火を近づけるも引火しないので、こりゃガソリンではないと判断。
自分の発電機のガソリンにエンジンオイルを少し混ぜて混合ガソリンを作り、点火プラグの穴から少量のそれを注入してスターターを回すと 「ババババーン」 といとも簡単に回転して止まった。
という事で、エンジンが掛からなかった原因は燃料でありました。
アイドリングが高すぎたので調整して、回転歯の向きが逆で草が刈れない状態だったので着け直し試運転すると、草はバンバン切れちゃいました。
これで安心して草刈ができると思います。
午前中はさらに電子レンジや電気ポットを動かす発電機の取り付けを行いまして、これで冬本番に向けての準備はオッケーであります。
お昼ご飯を温めたり、カップラーメンのお湯はこれで大丈夫だね。
ヒラメ釣りは午後からになりましたが、自分はやっぱり究極の小物釣り師でありまして、岩ゴカイを1パック買って行ったのがまずかった。
生きたアジ子数匹を宮崎港のお船にの生簀に移し替えて出て行ったのは良かったが、ヒラメを狙う前にちょいとキスを狙ってしまって、結局面白すぎてキス釣りで終わってしもた。
格好つかないので一応最後の一流しでアジ子を餌にやってみたが、ありゃ専門に狙うのには退屈すぎるね。
今度ロッドホルダーを船に取り付けてキス釣りしながらヒラメを狙うようにしないと、ものすごく退屈で嫌になるわ。
それでも昨日はキスがよく釣れて小一時間で10数匹釣れたので、半日もやると40匹くらい釣れちゃうペースでしたよ。
また、キスが掛かったその直後に急に大きな引きに変わって、仕掛けをあっという間に切っていったことがありましたが、あれがヒラメかコチだったのでしょうか。
昨日 「船長、ヒラメ釣れてますかー?」 のメールをいくつか頂いたけど、そんな調子でキス釣りで終わっちゃいました。
期待に添えず、ゴメンなあ!
昨日には海上自衛隊の艦船が撤収してすっかり居なくなったので、今日からポイント探しまくりますわ。